FELT AR Disc 2020年モデルがついに登場! 気になるあそこの形状が……!

どうも、せんちゃんです。昨日はS-trailで酷い目にあってきました(笑) 明日あたりには記事上げます。

今日はタイトルの通り、FELTの新型エアロロードバイク、AR Discの紹介です。既にツアー・ダウンアンダーの女子レースでその姿がバレています。クロエ・ホスキング選手が駆ってデビューウィンを飾っているので、性能もお墨付きと言えるでしょう。

元ネタ

https://bikerumor.com/2020/02/03/2020-felt-ar-aero-road-bike-adds-disc-brakes-boosts-compliance-speed-tire-clearance/

https://www.bikeradar.com/news/felt-ar-2020/

新型FELT AR Disc

新登場です

フェルト社は本日、全く新しいFELT AR Discを発表した。

先代のモデルよりもエアロで、快適性も向上している。

そして、もちろんディスクブレーキ仕様だ。

ついでに言えば構造的にも、ユーザー、ないしはメカニックフレンドリーである。

タイヤクリアランス

新しいマシンは全てがスピードのために作られている。

新しいARディスクのタイヤクリアランスは公式で30㎜、やってしまえばもう少し幅の広いタイヤも入りそう……

ワイドクリアランスを実現する工夫

チェーンステイとシートチューブは幅の広いタイヤに最適化されており、空気の抜けをスムーズなものにしている。

フレームの全体に渡って空気抵抗を削減するように造形されている。

特にアワーグラス形状のヘッドチューブは先代のARを連想させるが、新しいフラッシュフィットスルーアクスルのような要素もある。

形状について

意外や意外、ターマックならず……

他のメーカーとは異なり、フェルトはドロップドシートステーを採用しなかった。一般的には空気抵抗を削減し、快適性を向上させる手段としてこれが用いられることが多いが、フェルトはそうせず、代わりにシートポストにスリットを設けている。この二股に分かれた部分が独立してしなることによって快適性が向上している。

振動吸収性も向上
仕組みはこう

さらに、シートポストがプラスチックとゴムの複合素材で出来たスリーブと一緒にマウントされることによって更なる振動吸収性と快適性を獲得している。

インサートでの振動吸収

全体で112%振動吸収性が向上したとフェルトは発表している。

これは驚くべき数字のようにも思えるが、我々は先代がどれほどのものかを知らないため、興奮し過ぎるのにはまだ早い。

重量

フレームセットで1200gほど、最近のエアロロードの中ではやや重い、一昔前のエアロロードぐらいの重量がある。

完成車ではペダル、ボトルケージ込みで8.2㎏ほどになる、やはりやや重い。

ウィメンズツアーダウンアンダーでステージ優勝をあげたクロエ・ホスキングのバイクも大体そのくらいだ、やや重いことは間違いない。

空気抵抗の削減

見方とかよくわかんねえけど、グラフです。

フェルトが他のメーカーと同じように空気抵抗の削減に努めたのは当然の話である。フェルトは多くのライダーがヨー角にして10°までの風に晒されながらライドを行っていることから、そのヨー角に合わせてバイクを設計した。

具体的な数字として、ヨー角0°、つまり正面からの風に関しては先代に対して9.4%、ヨー角5°では7%、ヨー角±5°では5.2%、ヨー角7.5°では3.2%、ヨー角10°では0.7%の空気抵抗の削減に成功している。

全体として、実際のライド中の空気抵抗の重さの計算と実走環境でのアセスメントの結果として1.4%のドラッグを削減したことになる。

剛性について

テクストリームのおかげです

エアロ効果と同様に剛性に関しても同様に向上している。

フェルトのバイクではおなじみのTeXtremeカーボンでフレームを構成、その結果として先代のモデルからヘッドチューブで11%、フォークで21%、フォークのねじれ剛性が15%、BB剛性が14%工場している。

実戦的でなく実用的

エアロロードバイクは実用的というよりも実戦的であることで知られているが、ARはそうではない。

まず最初に、このバイクはチェーンキャッチャーが標準装備だ。チェーン落ちを防いでくれる。

チェーンキャッチャー装備したエアロロードなんかありゅ?

そして、内装のケーブルだが、ハンドルとステムについてはフル内装ではなくセミ内装程度に留まっており、ユーザーやメカニックが整備、調整しやすくなっている。ハンドルから少しケーブルが見えるが、すぐにフルカーボンのステムに引き込まれる作りだ。

セミ完全内装、というにふさわしいつくり

ステムに関してはケーブルカットの必要がない時でも気軽に取り外せるようになっており、輪行などの際も楽にできる。

フェイスプレートはサイコンのマウントに対応している。

サイコンマウントにも対応

また、ステム自体を専用のものでなく、普通の丸コラムに対応したステム、ハンドルにすることも可能だ。一応スペーサーなどはエアロ形状だが、コラム自体は丸形状であるためである。

BBはスタンダードなBB386、多彩なクランクとの互換性がある。

価格と構成、ジオメトリー

意外とお買い得?

現在購入可能なアセンブリはシマノコンポーネント付属の2セット

アルテグラDi2仕様で6499ドル≒705400円

アルテグラ仕様で4999ドル≒592600円

フレームセット(シートポスト、ステム付属)で3499ドル≒379800円となっている。

ジオメトリーはこんな感じ、サイズがそんなにないのが泣き所か

もっと小さめサイズ増やして!

総評:我が道をいく堅実設計のエアロロード

新しいエアロロードというと、必然的にターマックかBMCみたいな形のやつを想像してしまってあんまし面白み自体はないのですが、ドイツ気質というかなんというか、フェルトは堅実に仕上げてきてます。

わりかし先代と変わらないように見えて各部が大きく変化しているのも面白いところ、最近のエアロロードは設計の都合上メンテがめんどくさいのが常ですが、そういったところにも配慮しているところにブランドの「良さ」が際立っていますね。

インプレはこちらから↓

FELT AR Disc 2020年モデルの海外インプレ~全方位にわたる先代からの進化~

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