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赤点マイナーロボットアニメ「M3~ソノ黒キ鋼~」の感想と評価~クソアニメ過ぎて時間無駄にしました~

どうも、せんちゃんです。

コロナコロナで就活戦線は異常しかありませんが、自分が思っていたよりかはES、面接ともに通過しているので一回一回を大事に就活してます。

さて、そんな中ですが、そこそこ暇なのでやっぱり長期休みはマイナーロボットアニメやろ! ということで何本か選定して観ています。

今期開始の「リスナーズ」はまんま「エウレカセブン」でキツかったのでもーちょい評価が安定してから見ようと思います。(偏執狂の如くロボットアニメを見ているのにも関わらず、エウレカセブンだけは毎回4話まで行って切る、もう4回はコレを繰り返してます)

というわけで今回ご紹介するのはコチラ「M3~ソノ黒キ鋼~」です。

「ガサラキ」に三度目の挑戦をするか、「アルジェントソーマ」をちゃんと見るか、はたまた「銀装騎攻オーディアン」でいくか、プランは色々あって結局選んだのがコレです。

究極のリアルロボットアニメ「ガサラキ~餓沙羅鬼~」つまらないわけないだろ!ふざけんな!

まさか引き込まれてる? 一粒で二度美味しいNTRロボットアニメ『銀装騎攻オーディアン』

イメージとしてはあの日見た蒼穹のラーゼエヴァンペインって感じ。

キービジュアルは整ってんだな、これが……

「M3~ソノ黒キ鋼」とは

2014年の春アニメとして放送されました。

同年は近年稀にみるロボットアニメ豊作の年で、同時期には『健全ロボ ダイミダラー』や『シドニアの騎士』の二期(小生の母がいたく気に入っていた)『キャプテン・アース』に『アルドノア・ゼロ』、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』など、傑作とは言わないまでも、佳作、秀作のアニメの多かった時期です。

「M3~ソノ黒キ鋼~」についてですが、制作会社はロボットアニメ好き御用達の『サテライト』小生的に一番大事なメカデザインは『マクロス』や『アーマード・コア』でおなじみの「河森正治」さんが担当、監督は色々やってる「佐藤順一」さん、そしてシリーズ構成には……

岡田磨里www

もう皆さん分かりましたね、クソアニメです。

なんであの脚本家があんなに評価されてるのかが小生には一向に分からない。褒めてる奴は「鉄血のオルフェンズ」の体たらくを見てから言え、私は一期で切りました! 

あらすじ

10年前、東京に発生した「無明領域」、内部ではすべての物質、生物が黒い金属結晶「屍鋼(シバガネ)」と化す。

領域周辺では正体不明の怪物「イマシメ」が出現、市民の生活を脅かしていた。この未曾有の災害からの復興を目的とする企業「Ⅸ(イクス)」は「イマシメ」そして「無明領域」に対抗する手段として次世代型可動肢重機「マヴェス」を開発した。

そのパイロット候補として、鷺沼アカシ破先エミル出羽ササメ波戸イワト霞ライカ真木ミナシ弓月マアム伊削ヘイトの八人が集められたところから物語は始まる。

無明の闇と狂気に彩られた新感覚ホラーロボットアニメ!

(こう書くと多少なりとも面白そうに見えるから不思議)

とりあえず結論『赤点』です

いいか「赤点」だ。

凡作、とか平均点以下、とかじゃない、「赤点」なんだよ。20点以下だ。

クソアニメってのはこれのこと、いわばクソアニメのベンチマークみたいな代物。

悪いところを上げればキリがない、何故こんなもんを作ったのか、ストレスを感じるレヴェル。2ちゃんねるでは24話完走したやつは「猛者」呼ばわりとか、クソアニメハンターの俺が選ぶクソアニメ認定されたりとか、めちゃくちゃですが、さもありなん、って感じです。

具体的に何が良くて何が悪いのか

叩くだけだと生産性はゼロなので、具体的に何が良くて何が悪かったのか詳述。

よかったところ

・メカデザイン

流石は河森正治さんのメカだ。

可変機をデザインさせれば彼の右に出るものはいないだろう。「マヴェス」や「ヴェス」のデザインは秀逸だった。ロボット自体の設定といい、フォルムといい、これには高評価。

・キャラクターデザイン

単純な絵面としてのデザインは賛否両論あるとはいえ、小生個人的には好みだった。ササメ、ライカのキャラデザが好みじゃなかったら完走は出来なかったと思う(正直者)

分かる? この感じよ、この感じ

・ロボットアニメ×ホラー

『ベターマン』以来のジャンルだったことは評価出来る。

正直新しいな、と思って序盤の二話くらいまではワクワクしたんだけど……。

悪かったところ

・脚本/シリーズ構成が岡田磨里

これが一番デカい。

心理描写が売りらしいが、どっかで見たことあるような設定(後述します)でテンプレ通りのキャラクターが物語を進行させるためだけに動かされているのは最早「可哀想」でしかない。

中途半端な感動ポルノに「鬱展開」をはき違えたような演出のパッチワーク、脳が破壊されそうなご都合展開の連続に観ているコッチが発狂寸前だ。NTR好きは異常性癖者です!

・画面が終始暗い

闇と狂気の蔓延した「無明領域」を描いたのは分かる。

しかし、擁護のしようがないくらい画面が暗い

『ウルトラマンネクサス』を思い出す画面の暗さだが、あっちの方がまだマシ。折角カッコいいのに、ロボットの動きが映えない、陰影がもやもやしてエッジが立たないから何やってるのかが分からない。

なんのための河森メカなのか、一応中盤以降で出力が上がると機体各部に発光部が出るが、それでも何がなんだか分からない。

エヴァを中途半端にエッセンスとして取り入れたなら、暗闇での戦闘シーンも見習え。

画面の暗さと難解さに定評あり。

・説明不足

90年代~00年代のポスト・エヴァの作品群より酷いレヴェルの説明不足、幾ら想像力が豊かでも補いきれない。

情報の開示も断片的だし、意味わかんない言葉は出るけど、伏線にもならず、後で説明もせず、とりあえず物語は進行、ロボットアニメ観てる層を馬鹿にしている。

・キャラクターがテンプレ&ほぼ全員ヒステリックメンヘラー

これもおもんない理由の中ではデカい。キャラクターはもうテンプレ通りだ。東浩紀が「動物化するポストモダン」で痛烈に批判した「データベース消費」の典型にして極致、教科書に載せてほしい。

記号化されたキャラクターとその行動には反吐が出る、もっと頭使ってください(後述します)

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それから、ほぼ全員が精神的に不安定なのを何とかしてください。

鬱とかホラーってそういう意味じゃないでしょ? 登場人物のほぼ全員が自分の感情ややりたいことを優先するため、作劇としてもお話としてもごちゃごちゃ、終盤ちょっと良くなりますけど……

・すべてにおいて中途半端

何がやりたいのかが分からない。

監督がマリーの手綱をきちんと握っておくべきだった。マリーは人間関係のゴタゴタがやりたい、おそらく監督は原案の「屍鋼~Mortal Metal~」もあるし、ホラー系ロボットアニメをやりたかった?からもうめちゃくちゃである

ホラー系要素のはずの「イマシメ」は日常生活を脅かさないし、肝心のロボットはただの感動ポルノのツールと化して舞台装置的な役割を果たせなくて可哀想だし、ルックスはいいのに武装の解説もねぇしヲタクを満足させられない。

鬱展開なのでバンバン主要キャラクターも死にます(監督は嬉々として語っていたらしい、正気か? )とか言ってたわりにガチに死んだのは無能教官と無能上層部、兄貴と基地外ハカセというゾッとしないラインナップ、いいか、やるならトコトンやれ、主人公以外、或いは主人公含めて死滅させる勢いでやってこそ鬱だろうが、ファフナーの絶望感を見習え

どっかで見たことあるような設定(パクリ? オマージュ?)ネタバレあり。

冒頭であの日見た蒼穹のラーゼエヴァンペインとか言いましたが、まあ四つはほぼ被りみたいなもんです。

もうこんだけ小説も漫画もアニメも映画もあるから似たような感じになるのは仕方ないって分かってるけど、それでも「酷い」と言わざるを得ません。

あの日見た~ぽいのは脚本が一緒だからしゃーない。

蒼穹のファフナー

主要メンバーの幼少期の経験が物語の元凶的なサムシング、印象的な回想シーンのつくりも似てる。「あなたは、そこにいますか?」のシーンの既視感パネェ。

ただ、ファフナーの絶望感やカタルシスは感じられず……どうなっとんねん……。

ラーゼフォン

無明領域とTOKYO JUPITERがなんとなく被る。

まあ、ラーゼフォンも小松左京オマージュやし仕方ない? クオリティはダンチですけど……。

エヴァンゲリオン

これが一番デカいか? マヴェスとの「共振」だの、搭載のシステム「LIM」だの、しまいにはセルフで人類補完計画を遂行しようとするアホも出てくる始末。

コアのあるクリーチャーの描写はエヴァ以来(もっと古かったらスンマセン)伝統となっておるのでしゃーないですが、もーちょい使徒からずらしましょうよ……。

ゼーガペイン

デフテラ領域と無明領域が被る。

内部の感じとかね(最早いいがかり)

ベターマン、って言おうとしたけどちゃんと見てないので黙っておきます。

機動兵器のヴェス、マヴェスには熱い評価をしたい。

ロボは本当に良かった……二脚じゃなくて三脚で移動手段はローラーダッシュ、人型の異形感、主兵装がパイルバンカー、と通好み……

公式サイトでしか説明されてないけど、その他の武装も割とワクワクしますよ。

劇中では説明もねぇし、絵は暗くて何の武器を握ってるのかも分かんねぇしで不遇のロボットでしたが……。

主役メカの「マヴェス」主人公機アージェント
脇役の「ヴェス」

キャラクターがウンコ、ゲロ以下

もうほんとテンプレ通り、よくこれで通したなとキレそうになります。

基地外系キャラのヘイト(名前も頭おかしい)、天真爛漫系キャラのミナシ、ミサトさん的な位置づけで仕事がリツコさんのカサネさん、実務上のミサトさん担当の自衛隊出向メン、んで二人の絡みは毎回居酒屋、安い作劇ですわホンマ。

総括、いい食材を集めて作った残飯

正直、もう少し煮詰めて作れば、いいものは出来そうな雰囲気はありました。

ホラー×ロボットなんかは新しいし(ベターマンはどちらかというと異能系?)

キャラデザ、メカデザは好み、ただ、脚本その他の担当がマリーだったせいで残飯に……マジで時間が無駄だった……。

もっとためになるアニメ見た方がいいよ!

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