この間のトレイルライドの時にハイエンドXCバイクsuper caliber 9.7に試乗させてもらったのでそのインプレを少々、当方mtbに関しては初心者のためマウンテンバイクの評価項目がわかりませんし、下りで落車でもしたら一大事なので登りのみ&サドルが7cmほど低めであったことをご了承頂ければと思います。
試乗インプレ
フレームの素性がとにかく良い
まず第一に感じられるのはフレームの素性の良さです.
9.7なのでトップグレードの装備ではありません、コンポもNXイーグルだし、その他もそれほど良いやつじゃないです。
だからこそ、フレーム自体の素性の良さが際立っています。
フロントサスのトラベルも100mmとそれほど長いわけでもなく、リアサスであるisostratも60mmとストロークは控えめ、しかし、ガレっガレの大岩小岩の道でも吸い付くようなトラクションで登っていけます。
さすがのトレックOCLVカーボン、軽いだけではない
カーボン製のバイクのため、ロードほどではなくともクロスバイクほどには軽量で速い、ポジションが全く合っておらず、ペダリングがガバガバなのにも関わらず、驚くほど軽やかに登ります。
流石はトレックが誇るマウンテンOCLVカーボン、あんなに軽く速く登れるとは驚きです。ただ軽いだけでなく、もちろん走破性も十分です。
29er×2.2インチと小生のセミファットのロスコよりタイヤが細いものの、ガレ場に突っ込んでも岩に弾かれることなく路面にぴったりと脚をつけたまま走れます。
フィーリングが舗装路系のバイクに近い
また、フィーリングがクロスやロードなどの舗装路向けのバイクに近いのも大きな特徴と言えるでしょう。
そもそもマウンテンバイク二日目で、自分のバイクにすら慣れていなかったのに、super caliber はまるで何年も前からの相棒のように感じられました(正直欲しくなっちゃった……ロスコ二日目の浮気です。)
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反応が極めてよく、ダンシングのフィーリングは唯一無二のフワフワしているのに、進む、という謎ながらも好ましいライドフィールです。
シッティングでもペダリングのスイートスポットが「広い」感じでした。
自分のロスコは全然勘所が掴みきれていないのに、super caliber はそのままいけちゃう、多分これがクロス、ロードに「近い」と感じた一番の要因だと思います。
圧倒的好評なトラクション
これは私だけでなく他の試乗者の方もおっしゃっていたことですが、とにかくトラクションがきちんとかかるバイクです。
小生は試していませんが、下りでも安定感は半端ないそうです。
「XCバイクだけどトレイルも行けちゃう」
「フルサスいらないかも」と思えるほどらしく、流石はヨランダ・ネフをして東京五輪プレイベントを制したバイクだと言えるでしょう。
まとめ、抜群のトラクションと軽量性で場所を問わず活躍するXCレーシングバイク
これに尽きます(大分色々言いましたが)「一応フルサス」みたいなフレームとサスの構成に対して、圧倒的なまでの安定感を誇ります。
XCレースのように整った環境でないマジのトレイルでの試乗でしたが、全然問題なくいけちゃいました。
ライドフィーリングもロードやクロスなど舗装路系のバイクに近く、ロード乗りのセカンドバイクにもおすすめかと思います(やや高いけど)
最近はロード&マウンテンの構成でそれぞれのスキルを伸ばすのが流行り?なので、それに乗るのもありよりのありかと。