先週土曜日に遂にTREKのRoscoeを納車したわけですが、綺麗なうちに写真を撮るのを忘れてインプレが上げられません。
タイトル通りトレイルに突撃したのでもうドロドロです。綺麗な時のまんまの写真がちょうど今回お世話になったTRIP CYCLEさんのブログにあったのでリンクを貼っておきます。
https://tripcycle.jp/blog/3596/
というわけで今回はMTB編です。
MTBのファーストインプレッション
サドル高を合わせるために一度乗ると、ロードとはフィーリングが全く違います。なんか安定しない。空気圧も低いしタイヤも太い、のに安定しない。
な、なんか安定しないんですけど!! と情けない叫びに店長さんは答えてくれました。
BBの高さが影響しているそうです。
ペダルを掻かないようにMTBのが高い、すぐ慣れる、とのことで小生も五分しないで慣れました。
そして舗装路のフィーリングも思ってたほど悪くないです。
27.5+で外径がほぼ29erと一緒なので巡行スピードに乗せれば楽でした。サスのおかげもあって振動も気にならず、しかし……音がヤバい。
ゴンゴントルクかけて加速するとどんどん音がヤバくなります。
あたりの出ていないタイヤなのでぶうぅぅぅぅぅぅぅんぶんぶんぶんぶん!! 言います。ガチです。
11-50tのほぼ500パーセントのギアレシオのおかげもあって斜度30パーセントに迫ろうかという激坂にも挑戦しましたが、登り切れました。
ただ、小生が部屋に上げるとき、階段を上げるときに重さを感じずにはいられませんでした。普段乗ってるロードが全備重量で7㎏後半、母のクロスが9㎏に対してMTBはチューブレス化したとは言え13㎏後半、ロードのほぼ倍です。重い!
納車翌日、トレイルに突撃
さぁそんなこんなで翌日はトレイルに突撃、トレイルの場所をネットに載せるのはご法度なのでどことは言いませんが、とある山中に向けて出発、ロードなら30分かからない場所ですが、MTBなので20分余裕もって出ました。
ほ、舗装路がキビチイ……
折からの強風に加えて乗車姿勢が高い、そして重いMTB、全然進みません。
ガチで漕いでるのにスピードが出ない、フラットペダルのピンがガッチリ食い込んでケツの筋肉を消耗させてきます。
「このペダルは食いつきが良くてお勧めです」なんてごあいさつだと思ってたらガチで食い込んできて平地を巡行している間にケツの筋肉が死にました。
こりゃエガン・ベルナルやサガン、ファンデルポールが強いわけだ。
と一人で納得、あんだけの重量差のあるバイクをあのスピードで走らせれば強くなります。
この調子でいけば小生もパリ五輪には間に合いそうな感じです。
再来年はツールで会おうぜ!!
仕方がないので長いハンドルの中央を握り、タイムトライアルの要領で身体を屈め、空気抵抗を最小に抑えます。
そうだ! 俺は今カンチェなんだ! 若しくはトニー・マルティン! 自己暗示をかけてひた走る。ロードで身につけたカンチェ風背中下部筋肉ペダリングが火を吹きます。
そんな感じで登坂に差し掛かります。
ロードでもハヒハヒ言いながら登る山を登る、ということで遅刻の連絡を入れようかと思うレベルでしたが間に合うように走ることで自身の成長に繋げます。
圧倒的成長、出会いに感謝の精神です。
途中斜度が10パーセントを超えるところで無念の降車、いやもう無理だって、と鼻水を垂らしながら屈辱的な降車を決め込んで待ち合わせ場所には五分前に到着、死にかけのまま自己紹介を済ませてトレイルへ
早速の登坂
トレイルに入ると早速登坂、上りですか? と思わず二度聞き、楽だから、の言葉に疑念を抱きつつ登坂開始、いけるやん! MTBは、やはり未舗装路で乗るものなのです!吸い付くようなグリップで前のおじさまのラインをトレースします。
余裕もいいところで登れます。
おしゃべりしても息が上がらないくらいで登れます。
速度が遅いのもありますが、斜度があってもきちんとトラクションがかかりきるのでロスなく登れました。
下りは降車がデフォのワイ(20)
そしてようやく下りです、基本姿勢を確認して早速突撃、階段もヘアピンカーブもドロップオフもぜ~んぶ降車しましたwww 怖いので(クソ雑魚ナメクジ)
ロードに慣れすぎて身体ごと突っ込む癖が抜けません。
前傾しすぎて前転半歩手前、ヘルメットはロード用で防御力は低め、昨日ダウンヒル兼トレイル用のヘルメットを買っちまうくらい怖かったです。
BELL(ベル)のMTBヘルメットSUPER DH Mipsのインプレ~トレイルからダウンヒルまでイケるおすすめヘルメット~
一回下ってから、もう一度元の場所まで、乗車不可能な登りなので押し担ぎです。「これで嫌にならなきゃいいんだけど……」なんて言われましたがむしろ押し担ぎが楽しい、自転車×登山的なエクストリーム感がたまりません。
ダウンヒルの練習
そこからは下りの練習、店長の後ろについて学びます。
こぶの度に「お尻を引いて!」の声が飛びます、「はい!」と元気よく答えてケツを引きます。するとあんまりなドロップオフ以外は存外なんとかなるものです。
調子に乗ってコーナーを曲がったところで吹っ飛びました。
原因はハンドルを切ったこと、バイクを倒して曲がるのが基本なのにノリでハンドルを切ったばっかりに1m少々飛びました。
しんがりなので起き上がって何事もなかったかのようにバイクに飛び乗って笑顔で誤魔化します。そこからまた昇って、下りではコースの取り方を教わって楽しいトレイルライドは終了。
なんにせよ、ある程度スピードに乗った状態じゃないといけないみたいです。低速だとこけるので。
帰りがけにお店によってハンドルを切って貰いました。
長かったので、ようやく安定感と取り回しを両立させられて大満足です。
結論:MTBはクッソ楽しい
注文した時点ではまだ迷いがありましたが、初めてよかったです。
近所のトレイル探索にも出かけておりまして、なかなかいいコースを何本か見つけております。
ガチの山中のシングルトラックなので事故ったら一貫の終わりですが、いいヘルメットを買ったのでそれで何とかします。