小生とマイナーロボットアニメ番外編──新海誠なら「君の名は。」より『ほしのこえ』を観ろ!!──

どうも、せんちゃんです。

今日は新海誠監督の最新作「天気の子」公開記念とやらで「君の名は。」を放映しておりまして、良かったな、テレビ朝日、高い金払って放映権買っといて、新作があっても無くてもそこそこの視聴率が見込めますでアニキ、ゲヘヘ。

「君の名は。」から新海誠作品を観たわけではないが、古参というわけでもない小生のこの映画に関する賛否はどっかでネタにしたいと思っておりますが、まぁいい。

ここで問いたいのはなぜ、『ほしのこえ』をやらないのかということです。

Abemaでも、テレビ朝日でもやらないし、一体いつになったら監督の最初の作品である「ほしのこえ」をやるのか、小生的にはアレが原点にして頂点だと思うのですが……

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概要

新海誠監督の初めての劇場公開作品、2002年にごく小規模な劇場での公開だったが、反響は上々、異例のロングランを記録した。当時普及し始めた携帯メールが物語の軸となっている。これ以前の作品には「彼女と彼女の猫」がある。

あらすじ

舞台は近未来、NASAは火星のタルシス台地にて異星人のものと見られる遺跡が発見された。しかし調査隊は異星人「タルシアン」の襲撃を受けて全滅、その後異星人から入手した技術で彼らを追うことになる。中学三年生の長峰ミカコは国連の選抜部隊に選ばれ、「トレーサー」と呼ばれる人型兵器のパイロットになったことによって、淡い想いを抱いていた寺尾昇と離れ離れになってしまう。二人をつなぐのは、携帯のメール。しかしそのメールもミカコが地球を離れるにしたがって届くまでに時間がかかるようになっていく──

ねぇ、私たちは、宇宙と地上に引き裂かれる、恋人みたいだね

感想

素晴らしい、この一言に尽きる。

小生なんかはかれこれ10回以上この作品を観ているが、何度観ても素晴らしい、25分間という非常に短い短編、お世辞にも綺麗とは言えないキャラクターの作画(「トレーサー」と呼ばれるロボットの作画は別)ではあるが、恐ろしく濃密且つ感慨深い作品となっている。

このころの「メール」にはラグが存在した。送信されてから、届くまで、時間がかかった。そこにドラマが生まれていたともいえるだろう。手紙ほどではないにしても、僅かに空いた「間」があった。よく言われることだが、情報通信の速度によって人間はデリカシーや人のことを考える「余裕」を失ったのではないだろうか、今となってはそんなことまで考えさせてくれる作品だ。

まぁ、LINEに慣れた今のガキどもにはウケねーだろうな、こんなん。

ロボットアニメとして観ても非常に秀逸だ。「トレーサー」自体の造型がカッコいいのもさることながら、戦闘シーンにおける動きは理想的なそれだ。ミサイル、バリア、ビームサーベル、ビームライフル、機関砲、オーソドックスな構成が、やけに映える。クライマックスのシーンは天門の劇中曲「Through the years and far away」と相まって、悲壮さとその中に隠れた猛々しさを否応なく感じさせる。

「セカイ系」だって言うな!

ところでこの作品、ゼロ年代前半の悪名高き「セカイ系」の作品群の筆頭として「最終兵器彼女」とか「イリヤの空、UFOの夏」とかと一緒に並べられて論じられることが多い。

だが、それがどうしたなのだ。面白いんだからいいじゃないか。「セカイ系」だって言うんだったら「君の名は。」だって似たようなもんなんだから!

「天気の子」に対する小生の危惧

先ほど冒頭のシーンを見たが、なにかヤバい。そう感じた。

これでは「君の名は。」とさほど変わらん、というかなんか二番煎じというかセルフ・オマージュみたいな感じになって終わってしまうのではないか、些か心配である。勿論冒頭やそこら辺のつぎはぎで「似ている」と見せかけている可能性だって大いにあって、観たら全然違う! 素晴らしい!拍手!(小泉元総理)という可能性だってあるのだ。というかそうであることを祈っている。

新海誠監督の作品に通底するテーマが毎度同じように「距離」と「時間」を越えてくる「想い」のようなものであることは何度も繰り返し監督作品を観ているから分かる。そしてそのテーマをどう変奏するかによって全く違う作品としてきたからこそ、今日のような評価を受けてきていることは重々承知の上だが、それにしても……前作「君の名は。」と色々と変わらなすぎるのではないだろうか、東宝の川村元気氏は仕方がないにしても、また主題歌はRADWIMPSだし、キャラクターデザインは田中将賀だし、あまりにも変化がない。

同じ食材で料理をして、それが二度やって二度美味しいかと聞かれると、どうか分からない。どうかこの危惧が杞憂であることを祈らんばかりである。まずは小説版を読んでしまえば済む話ではあるのだが……

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まとめ、皆で観よう!

色々ととっちらかった記事になってしまったが、仕方ない。取り合えず言いたいのは「ほしのこえ」を観ろ、ということだけ。それじゃあよろしく。

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「天気の子」小説版酷評はコチラ

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