どうも、せんちゃんです。
サーヴェロの組み立ても佳境に入ってまいりまして、昨日はフロントのディスクブレーキを通線完了! リアも!と思ったら切り過ぎでアウト!
先ほどブレーキホースを買い足してきました。
またお金が……もったいないので切り過ぎたリアはフロントの予備としてとっときます。
さて、そんな今回はカスタムパーツとして買ったビッグプーリーのご紹介になります。
コイツです。
カラーは流行のオイルスリックです。
メーカーに関してはRIDEAとか中華(笑)とかCDJとかいろいろありますが、RIDEAはフルセラミックプーリーだからベアリングにシールがなく、メンテが面倒なので却下、中華はぶっ壊れたときに死ぬかもしれないので却下、というわけで個人的に回転系は絶対の信頼を置いている台湾「TOKEN」のものを選びました。
↓こちらのホイールで小生の信頼をつかみとってきました。
TOKENのハイエンドカーボンホイールventous zenith の実走インプレ
基本的なスペック
ケージがカーボン製、接続部は硬化スチール、プーリー本体は硬質アルミニウムで作られています。
プーリーにはただのメッキ加工ではなくPVDと呼ばれるチタン窒化物による物理的蒸着が施されており、事実上サファイアクリスタルとほぼ同等の強度を誇るそうです。
ガイドプーリーが12T、テンションプーリーが19Tとなっています。ガイドプーリーは純正から1T増やしただけなので、変速性能にはさほど影響せず、テンションプーリーに関しては業界の最大が20Tなのに対して19Tとかなり大型です。
変速性能と駆動効率の向上のバランスをとった構成と言えるでしょう。
対応のリアディレイラーはSS(ショートケージ)のみですが、34Tまで対応しています。
公称重量は69.5gと他社製品に比べると若干軽量なのが特徴です。
カラーはゴールド、ブラック、オイルスリックの3色展開で、バイクに合わせていただけます。
開封インプレ
実測重量
相変わらず写真が下手ですが、実測で66gでした。公称重量の平均69.5gよりやや軽いということで、いい個体にあたりましたな。
写真を取り損ねましたが、アルテグラのショートケージが実測で61gだったことを考えると、ビッグプーリーのデメリットである「重量増」に関してはかなり抑えられたのではないでしょうか。
少なくとも他社のものよりは確実に軽いのでどうしても重量増を抑えたいけど、ビッグプーリーは使いたい! って場合はこれを使うのが結構おススメです。
純正との比較
ディレイラー本体と比べてもこの大きさです。ほぼディレイラー一個分のデカさを誇ります。デカすぎです。
ケージ単体で比べてもコレです。サイズとしてはほぼ倍になります。
デカすぎィ!(しつこい)
回転性能
ここには動画を埋め込む予定ですので、しばしお待ちを
正直なところ、空転時は大したことありません(笑)
一般的なセラミックプーリーのハンドスピナーの如く鬼回転するイメージからはかけ離れています。
シュルルル……アレ? くらいの感じです。
マジで回りません。
RIDEAとか中華とかの回転を期待すると本当にがっかりします。
でも負荷をかけると途端に回転が良くなるのがTOKENの駆動系パーツの不思議なところです。
ホイールで体感していますが、空転はダメダメなのに(正直者)実走では非常によく回る、本当に不思議なパーツです。
取り付け方法(COMING SOON)
申し訳ないのですが、作業動画から画像を切り出さねばならぬので、もう少しお待ちください。
なお、基本的な作業のマニュアルは↓のリンクからいけます。東産業のホームページにはありませんのでご注意ください。
あんた代理店なんだからしっかりしなさいよ!(クレーマー)https://www.tokenproducts.com/images/SHURIKEN/Shuriken_TK1729S_TK1729R7_Manual_2020-Apr.pdf
必要な工具
T10のトルクスレンチ(特殊規格なので工具セットに入ってないことがほとんどです、もう少し大きめのT25とかはよく入ってます)
3㎜のアーレンキー(大体みんな持ってると思います、ケージを外すだけなら要りません)
①ディレイラーのケージを取り外す
ディレイラーからケージを外すのは割と簡単です。
プラスドライバーでこちらのストッパーボルトを外します。
ディレイラーとケージの間に指を挟まないように注意しながらテンションを抜いて、T10のトルクスレンチで固定ボルトを外すだけです。
注意点としては、バネが入っているので、それが飛ばないようにしてください。
②バネレートに気を付けながらセットする
どこのビッグプーリーでもそうですが、バネレートの設定が可能です。
バネレートが高いとチェーンの暴れが少なく、バネレートが低いと駆動抵抗がさらに少なくなります。
言わずもがなですが、真ん中はその中間、バランスが取れています。小生は中道を征く男なので、迷わず真ん中に設定します。
③セッティング、テンションをかけなおす
先ほどケージを外した時にディレイラーのテンションを抜いていますので、何をどうやってもケージとディレイラーがまっすぐになって正常に動作しません。
そのため、テンションをかけなおします。
ビッグプーリーの接続部を半分ほど差し込んだところで、指を挟まないように注意しながら半回転します。
ストッパーピンがディレイラー本体を越えたところで戻せば、それでokです。
ファーストインプレッション
先日50㎞ほど実走で試してきましたが、正直なところ、ビッグプーリー単体での効果のほどは定かにはなりませんでした(笑)
サーヴェロ「S5」自体のフレームの素性が良すぎて、なかなか捉えきれなかったことを反省しています。
ただ、調整の際にはWishboneのBBと合わせて、かなりの負荷が低減されていることが分かりました。
後ほど動画を添付いたしますが、ホイールの空走でラチェットがかかってそのままクランクがしばらく回り続ける程度には負荷が減っています。
実走においても、コースティングの距離が伸びているのは分かるので、それなりに効果のあるカスタムではあったのかな、と思います。
TT的にもっと高負荷をかけてみてどうなるかも試してみたいところです。
(追記)本格実走インプレ
160㎞(山岳含む)で試すことが出来たので、本格インプレを入れときます。
巡行性能
駆動抵抗の低減は確実に効いています。
友人と合流してから解散までの120㎞は常にヤツを牽きっぱなしで真っ向から風を受けていましたし、全行程ヒルクライム込みの160㎞は日頃100㎞前後のライドを繰り返して満足してしまっていた小生にとってはちとキツイ感じでしたが、それでも最後まで安定して踏めたのはS5のエアロ効果と駆動抵抗の低減のおかげだと言えそうです。
ヒルクライム
個人的にここが一番だったと思うのですが、ハンガーノックで脚が売り切れるまでは勾配10%以下のアップダウンの繰り返しでしたが(これでも普段なら音を上げています)余裕でおしゃべりなんかしながら登っちゃってました。
脚が売り切れてからも、足つきなく他界しながらも登れたのはこれのおかげだと思っています。
まとめ、コスパと満足度の高いビッグプーリー
開封して取り付けただけでも満足感が半端ないのですが
実走においても特に脚が売りきれた限界の部分での性能を底上げしてくれる感じで私みたいな下手の横好きローディーには嬉しい限りです。
重量も競合の製品に比べて軽量ですし、TOKENのベアリングの耐久性と回転性能はよく知っているので、非常に安心感があります。
正直コスパに関しては楽天ポイントのおかげ的な部分が大きいですが、そうでなくてもかなりいい線行ってるんじゃないかと思います。
単純な回転性能ならRIDEAに軍配が上がりますが、トータルバランスで見るとTOKENが上になると信じています(迫真)