どうも、せんちゃんです。
最近不眠じみてます、というわけで今日も深夜の更新としけこもうやないかい。
BHから2021年モデル「RS1」が登場!
どちらかというとマイナーな部類に入るスペインブランド(ORBEAとかね……)の「BH」から新型エアロエンデュランスロード「RS1」がとうじょうしましたので、そちらをご紹介しますね。
より扱いやすく「速い」エアロロード
完全内装にディスクブレーキでエアロな形状、とここまでくればレース向けのエアロロードを想像しますが、このバイクはちょっと違います。
もっと「一般のローディーが扱いやすい」バイクを目指して作られているのです。ジオメトリーはアップライトで快適に、しかしハイエンドモデルの「G8disc」のテクノロジーも流用しているから走りは軽快に、そんな感じ。
走行性能と快適性のいいとこどりでもっと幅広いローディー向けになりました。
G8discの軽量でハイパフォーマンスな部分を受け継ぎつつ、ストイックなセミインテグラルシートポストは通常のシートポストに変更、1日中乗っても快適なバイクの出来上がりです。
ジオメトリー
もう見るからに快適そのものです。
高いスタックに短いリーチ、エンデュランスロード一直線です。
G8discに比べて3㎝ずつ高いスタック、しかし全体の統一感を崩さないために中くらいのサイズではシート角をやや立て気味に、チェーンステーはサイズごとに10㎜から16㎜長く、それでいてハンドリングはだるくならないようにハンドル角は73°に揃えるバランスの良さです。
使われたテクノロジー
G8discと同じようにFSAのACRシステム(ヘッドセット/ステアリング)を採用して完全内装を成し遂げています。一体型ハンドルでも別体型ハンドルでもいけます、電動専用とか辛気臭いこと言わず、機械式にも対応している懐の深さです。
フレームのモノコック構造はハイエンドモデル同様にハイプレッシャーホローコアテクノロジーを用いていて、カーボンをキッチリかっちり圧縮することで高剛性と軽量化に繋げています。
フレーム各部の形状は空気抵抗を最適化したカムテール形状、ドロップドシートステーは細身に仕上げ、シートチューブにはわずかにカットアウトを設ける、この工夫により、ハイエンドモデルのG8と同じ空気抵抗値を達成したとか。
タイヤクリアランスはもっと快適な30㎜までOK(完成車付属は28mm)
シートポストはインテグラルではない普通のものを採用、G8同様の形状ながらも臼式でよりコンパクトなシートクランプでトップチューブ側への張り出しはほぼゼロ。
シートポストはオフセット0㎜と15㎜の二つを取り揃えております。
レースレベルの剛性を確保するためにBBはプレスフィットのBB386EVOを採用、縦長でワイドなチェーンステーにしっかりと入力を伝達します。
フラットマウントに12㎜スルーアクスルと定番規格を採用しつつ、スルーアクスルは独自の方式、使わないときはレバーをしまっておける便利仕様です。
お値段とアッセンブル
UCI認証も済ませたこのバイクは使用違いで5モデル、いずれも同じフレーム、フォーク、シートポスト、ヘッドセットを採用、カーボンのグレード落としたりしないあたりが良心的。
RS1 3.0が105組のホイールがvision team35で2600€≒32万円
3.5がアルテグラ組でクランクがrotorのvagast、ホイールは一緒で3200€≒39万5000円
4.0がアルテグラ組だけどクランクがFSAのsl-kカーボンクランク、ホイールがインハウスブランドのEVO38カーボンホイールで4000€≒49万2000円
4.5がアルテグラDi2になったのはいいけど、クランクとホイールが元のアルミモデルに退化で4700€≒58万円
5.0がアルテグラDi2にカーボンクランクとカーボンホイールがついて5500€≒68万円(トップモデル)
オトクなのはどう考えても4.0ですね。差額の9万でDi2にするのは簡単です。
嬉しいカスタマイズ可能仕様!
他のBHのトップモデルと同様にカラーリングのカスタマイズが可能です(4.5と5.0の2モデルに限り)
カラーリングのパターンを選択し、30色を組み合わせてフレームを彩ることが出来ます。トップチューブに記名も可能、世界に一台のバイクに乗れます。
僅か300€≒36800円です(もちろんアップチャージは取りますよ)
カスタムペイント含めて、大体のバイクは11月くらいには取扱店で買えるようになる……はずです。
まとめ:真の「オールラウンド」ロードバイクの時代が来る?
エアロオールラウンダーの隆盛と時を同じくして、エアロエンデュランスでワイドクリアランスのロードバイクも流行りそうな予感がビンビンしますね。
サーヴェロの「カレドニア」なんかも似たようなコンセプトですし。