本日も圧倒的に成長、していて疲れておりますが一人のS5乗りとして外せない話題だったので久々に筆を執っております。
新型S5(と見られるバイク)リークされたってよ

おいおいまた一個型落ちになるのかよ、これでもう2世代前ぢゃん……ってショックもありますが、自分のバイクの後継機を見るのはやっぱりワクワクしますね。
ってこ本題に入りましょう。
元記事は↓
Visma-Lease a Bikeのトレーニングキャンプで目撃された新型サーヴェロS5
新しい一体型のハンドルバーとわずかに変更されたフォーク、しかしDNAは現行モデルとほとんど変わらない。
ヨナス・ヴィンゲゴーやヴィクトール・カンペナールツを含むヴィスマ・リース・ア・バイクのトレーニングキャンプに参加する選手たちの下で撮影された、新型サーヴェロS5と思しきバイク。
その不鮮明な写真から、2025年ツール・ド・フランス前のバイクリーク・パーティーは幕を開けそうだ。

なぜ新型のエアロバイクではなく、新型のS5だとわかるのか?
写真を見る限りでは、現行のモデルとほとんど変わらないように見えるのが一番大きな理由だ(小生の駆る2020モデルのS5ともほとんど変わらないと言って良いだろう)。
Cerveloが誇る新型エアロロード「S5」2023モデルの海外インプレ~ツールを制した高性能エアロロード~
これは、現行モデルが約3年前にデビューしたものであり、大半のプロ供給バイクの開発サイクルは3年かそこらであることも理由の一つだ。
見ればわかってもらえるとは思うが、Cycling Spyのインスタグラムに投稿された画像はかなり粗いものであるため、現在のところ詳細なディテールは不明だ。
だが新型モデルの主にコックピット周辺には光を当てることができるものがいくつかある。

この画像は、アスリートのStravaのプロフィールに掲載されたものだそうだが、現在は削除されている。
どこが変わっているのか、不鮮明な写真から読み解く
サーヴェロS5はおそらく現代のレースバイクの中で最もダーウィン的な進化を遂げていると言って良い。
適者生存の原則に基づいてほんの少しずつ環境≒レギュレーションに合わせて適応を続けている。
そのため、2022年モデルは前モデルに対しての変更は小幅にとどまっている。
これは各社のテストにおいて、現行のレースバイクの中で最もエアロダイナミクスに優れたバイクのうちの一台である、という事実と相まって、おそらくこのバイクがフルモデルチェンジされたというよりも、むしろ微調整されたのだと考えても驚くには値しないだろう。
ハンドル周りの変化は分かりやすい
バイクのフロントで最もわかりやすい変化は、新しいコックピットだ。
Y字型のステムはそのままだが、2本のステムは細くなった。
そして、ハンドルバーの中央部分は前方にせり出している。
そのせいでサイクルコンピュータを設置するスペースはほとんどない(ように見える)が、この画像を偶然リークされてしまった選手は、独自のマウントを使用しているものと思われる。
いずれのマウントにせよ、ガーミンのサイコンだけでなく、その下にライトも取り付けることができることが分かる。
プロ選手たちが皆、サイクルコンピューターを使っていることを考えると、この新しいハンドルはサイコンを搭載することを前提に設計されている可能性もある。

バイクのフロントには、新たなフォークプロファイルが採用されている。
写真から見て取れる構成では、スルーアクスルヘッドの幅よりもわずかに細くなるストレートレッグが採用されている。
エアロダイナミクスを追求する上で最も重要なバイクのフロント部の性能を最大限に引き出そうという現在のトレンドに沿ったアプローチがここにも表れている。

Image credit: Cycling Spy
一方でフォークから後方にかけては、現行モデルとほとんど瓜二つと言って良いだろう。
非常によく似ている。
ここでの変更は、形状に影響を与えることなく、カーボンレイアップの変更と軽量化の観点から行われたものと見ていいだろう。
壊れていないのなら(エアロ的そして性能的に)、直そうとしないことが重要なのだ。
非常に急な反り立ったシートポスト、ホイールをカウルのように覆う大きく巻かれたシートチューブ、ドロップされたステーはすべて現行モデルと変わっていない。
右腿が被っているせいでヘッドチューブを見ることはできないが、現行モデル同様のヒンジ式フォークが採用されていると考えていいだろう。
他社のエアロバイクではあるがリドレーのノアファスト3.0がヘッドチューブの深さをここぞとばかりにアピールしているように、腿の裏に隠されたより深いヘッドチューブがお目見えするかもしれないが、今はただ待つしかないだろう。

ドーフィネの時期にはより多くのことが明らかになることに期待したい。
いまはただ次のリークを待つしかない。
小生の予想(妄想)
先代モデルのユーザーとして、S5には一家言ある小生です。
言わせてもらいましょう。
新型S5は「エアロオールラウンダー」になります。
これ、良く見るとトップチューブが細い……細くない?
シートチューブ接合部が顕著だと思うんですけど、かなり絞ってあるように見えます。

Image credit: Cycling Spy
近年のエアロオールラウンダーのトレンドのフロントは太く、長く、薄くでエアロ性能を確保しつつ、ごんぶとになって増した重量をリアで相殺するアレじゃないんですかね(名推理)。
OSTRO VAM 2.0がその白眉ですが、あんな感じのエアロオールラウンダーを目指して設計されているのではないかと妄想しております。

フレーム重量で900g切るのは難しいと思いますが、近い数字は出してくれると嬉しいかな……と思います。
最近は山もS5で登っていてR5くんの活躍の機会が奪われてますし、この調整でS5が軽くなればR5の立場も食えるはずです。
で、S5と言えばハンドルです。
いまやBianchiにもCOLNAGOにもパクられるのバイクでも似たような形状が見られるようになったY字/V字ハンドル、多くのメーカーで見られるようになったということは空力性能も高いのでしょう。
写真では一体型に見えますが調整できるものと小生は信じます。
またフレーム売りじゃないとハンドル幅もステム長も選べない、なんてアコギな商売されたらたまったもんじゃないですからねw
さて、今回のリークで2世代は型落ちになってしまった小生のS5ですが、まだまだ美味しくて嬉しいです。
そもそもの完成度が高く、新型が発表されてもマイナーチェンジにしか見えないことで最早初代モデルがtimeleszな魅力を放っていると言っても過言ではないはず。
なかなかブログ更新できてはいませんがちょこちょこ乗ってはちょこちょこメンテして、カスタムしてってしてるのでまだまだ楽しんでます!!
ところでこの画像のヴィンゲゴー(多分)上半身に対して下半身が貧弱過ぎないか……? これで今年のツール大丈夫なのかよ……。
