同期が会社で初めてのコロナウイルス感染者になったことによって自宅待機を命じられ、夏休みが伸びました。
しかし、自宅待機を行う日については有給休暇を使用しろとのお達しが出てきて全然嬉しくありません。
国からは自宅待機もワクチン接種の休暇も保証する/しろと言われているはずなのに、小生のお勤め先はブラック企業なので有給を無理やり消化させにきています。早く辞めてぇ……
というわけで現在開催中のブエルタにて新型らしきものが目撃されたお話です。
日本での知名度はイマイチなORBEAのエアロロード的なサムシングです。
ORBEAの新型エアロロード(ORCA AEROか!?)
往年の名チーム「エウスカルテル・エウスカディ」のメインバイクであるORBEA、同郷ブランドを使っている辺りが胸アツですが、本題はそこではありません。
何気に新型に入れ替わっているのが本題です。
ディスクブレーキモデルであることは勿論のこと、ケーブル完全内装とチューブプロファイルの変更は最早既定路線ですな。
旧モデルとの比較
さらに詳しく見ていきましょう。画像はリムブレーキのモデルですが、形状は一緒なので悪しからず。
ぱっと見で分かる変更点は各チューブのプロファイルでしょうか、ヘッドチューブは後方に延長され、ダウンチューブは前後に伸びただけではなく、ホイールに沿ってわずかですが、カットアウトが加わっています。
よく見るとシートポストも変わっています、現行のモデルはシートチューブより細い径のものが使用されていますが、新型はシートチューブとほぼ同じ径になっており、その点でもエアロダイナミクスを追求した痕跡が見えてきます。
それから、リアのエンド部分がオフセットされているのも注目に値します。
タイムトライアルバイクではそれなりに見かける形状なのでなにかエアロダイナミクスに寄与する部分があるんじゃないでしょうか
全体的に最近モデルチェンジされたタイムトライアルバイク「Ordu」と似ている
ヘッドチューブの延長はOrduでヒンジフォークを使って断面長を延長したところからきてそうですし、ダウンチューブのプロファイルとカットアウトもOrduの開発で得られたデータを流用している可能性大です。
それから見落としがちなポイントですが、フォークの形状が独特です。
フォークの上端から真ん中まではストンとストレートですが、真ん中くらいから一気に折れて幅が広がります。
これもOrdu譲りのテクノロジーと言えそうです。
まとめ:ORBEAのモダンエアロロード
現在の流行はいわゆる「エアロオールラウンダー」ですが、既にORBEAには「ORCA OMX」という軽量かつ空力性能も考慮されたバイクがあります。
↓いわゆるエアロオールラウンダー
メリダの新型スクルトゥーラと思しきバイクがドーフィネで目撃される、2022年モデルか!?
そのため、恐らく現代のスタンダードに合わせた「モダンエアロロード」として今回の新型の設計を煮詰めてきているのでしょう。
しばらく普通のエアロロードがご無沙汰だったため記事を書いていて楽しいのですが、ORBEAって実際日本だとどういう立ち位置なのかが掴めないでいます笑