購入から1年ちょい経過しちゃったけどニューホイールの紹介をば……ってことで書いた記事がWordPressの更新のタイミングで飛んでたので復旧しました。
まさか仕事で覚えたサーバーやSQLが実生活の役に立つとは思ってなかったぜ……ってことで本篇をお楽しみください。
転職して半年が経ってロードに復帰しつつあった小生。
折角だから復帰に当たってちょっといいホイール入れちゃおっかな、ってことで……
もろもろ物色して選ばれたのは綾鷹……ではなくMAGENE EXAR ULTRAでした。
選んだ理由その1~設計が当時最新~
予算は~20万円くらいとしつつ、使用していたPRIMEのBlackEdition君(リム外幅27.5mm、リム内幅19mm)よりも進んだ設計と重量のものを探しておりました。
Prime black edition50(ディスクブレーキ仕様)のインプレ~鬼コスパカーボンホイールの決定版~
というわけで目指すは外幅30mm近く、リム内幅は23mmです。
CA○EXとかB○NTRAGERとかと並ぶ最新設計のカーボンホイールを探してみました。
が、巷に流行る中華カーボンはどれも21㎜どまりでした。
最近は22㎜とか23㎜のものがスタンダードになっていますが23年11月の時点で採用していたのはこのホイールくらいのものでしょう。
さらに軽量でもあったので言うことなしの小生にとってのベストバイホイールがこれでした。
選んだ理由その2~値段が安い、クーポンなどなどフル活用で15万円台~
今や中華ホイールですら20万円オーバーの時代です。
アンダー20万円という制約をつけると有名中華のセカンドグレードとかそこらが限界です。
そんな中でアリエクのクーポンだとかコインだとかを駆使して15万円後半に収めることができた、というのも購入の決め手になった点です。
今はもう少し高いかも……。
選んだ理由その3~中華ブランドの中では名前が知れていて安心感があった~
名前が知れていて~という書き方をすると S○PER TEAMとかも名前が知られてますよね? って聞かれそうですが、悪名ではなく、製品のクオリティのお話です。
MAGENEと言えばパワーメーターもそのコスパの高さで人気ですし、TPUチューブの性能も折り紙付き(セカンドバイクで使用中)のため、製品のクオリティ含めてのブランドの知名度が高いので安心感がありました。
アリエクにも公式のセラーがあり、アリエクの到着保証やら紛争やらもあわせて未着などのリスクを最小限に抑えられたこともあります笑
注文から開封まで
MAGENEのチューブやらサイコンやらの国内代理店はみんな大好きグロータックさんですが、自社でホイール部材も売っている都合上、ホイールは売ってくれません。
そんなこんなでホイールについてはMAGENEから直に買う必要があります。
下記のストアから買うか、AliexpressのMAGENEのショップから買うかのどちらかしかありません。
https://www.magene.com/?rfsn=8004355.49d850
丁度Aliexpressのセール期間中だったため、小生はAliから買いました。
細かいポイントですがアリエクで買うのであれば楽天リーベイツが使えます。
アリエクで購入しつつ楽天のポイントも貯める、というのが賢いです。
奇跡的に関税は取られず
奇跡的に関税を取られずコストパフォーマンスに傷もつきませんでした(同じタイミングで来たWiggle君はバチバチに関税とられて泣きました)
開封インプレ

上に余計なWIGGLEの箱(閉鎖前最後の購入)が載っていますが気にしないでください笑

開けると第一層はおなじみスリット入りのウレタン

ウレタンを外すとこの通り、1本ずつビニールに入っているのは好印象でした。

内容物はこれで全部、付属品は手前のロゴ入り袋に全部入ってます。
初期のロットだとTPUチューブもついていたとかいないとか、とりあえず小生が買ったやつにはついてませんでした。
開封するとこんな感じ「EXAR」のロゴはシールだったりしません(やや残念w)

付属品
左上から説明書、チューブレスバルブ、リムテープ(3~4周分くらい)とリムプラグ(クリンチャー運用時用)です。
実測重量

相変わらず写真が下手くそですがフロントが608g

リアは739g
前後で〆て1347gでした。
公称重量は1370gだったのでそれなりに下ブレ、リムテープ&チューブレスバルブの重さを足してようやくトントンくらいのあたり個体に引っかかりました。

実際に装着するとこんな感じ

斜めから
見て分かっていただけるかと思いますが、カッコいいです(自己満足)
S5の紫とホイールのゴールドが相まって蒔絵的な世界観を演出しております。
これならビッグプーリーもゴールドにすればよかったな、とやや後悔しているくらいです。
実走インプレ
というわけで実走インプレへ
記事の復旧にあたって2年分の重みを追記してますがサクッとまとめるとこんな感じ↓
いいところ:軽い、硬い、快適性が高い、ハブの回転もいい、メンテしやすい
悪いところ:リムが軽すぎて巡行時はちょっと忙しない!
エアロなオールラウンドホイール、で終わっちゃうんですが、そこはインプレ記事なので項目ごとに見ていきましょう。
巡行性能:高い、でもハブ由来の減速感あり
見た目に違わず巡行性能は高いです。
リムの良さもそうですがハブがかなりいい、めちゃよく回ります。
後述しますが空力的にもそれなりのレベルなので巡行性能は申し分ありません。
風速10mを超える強風の中でもそれなりに楽に速度を維持できるのは良いところ(もちろん頑張りは必要ですw)
ただ、DTの旧スターラチェット互換のハブなので足を止めた際の減速感は正味な話やや強めです。
またリムの軽さ故に慣性は効きにくいのが玉に瑕、上記2点があるので常にケイデンスを一定に保つ必要があります。
以前までのPRIME君だったらある程度回すと慣性が効いてくる感じがあり、ケイデンスを緩めてそれなりにサボりながら走れていたんですが、このホイールは慣性が効かないのであんまりサボれない笑
巡行しようと思うとケイデンスを維持する必要があります。
軽いので回すのは苦じゃないし、なんなら気持ちよく回せるのですが、ケイデンスの維持は必須です。
そんなこんなで良く走るんだけど若干ではありますが忙しない印象がありました。
ただこの辺のネガもショートクランクに変えたら劇的に良くなったので回せるポジションをとれる、または回し続けられるだけの脚があれば最高だと思います。
加速性能
リムが軽いのと、DT互換でハブのかかりがいいおかげで加速性能は上々です。
ハイトが高いわ太いわに加えてカラーリングが一部ゴールドなのも相まって厳つくがっしりした見た目ですが、ゼロ加速もペースの上げ下げも得意ないいホイールだと思います。
軽さを活かして「回すこと」に意識を向ければ加減速はしやすいです。
もちろん高めにパワーをかけてもしっかり反応してくれるのでご安心を。
空力性能
頑張ってシコシコ漕いで40㎞/h~そこらの一般人よりややダメな人間の話なので話半分で聞いていただければと思いますが、十分に空力性能は感じられると思います。
冬の河川敷、遮るものがない向かい風でもそこまで気にすることなくペダリングを続けられたので高評価でした(もちろん向かい風は気になります)。
空気を切り裂いて「伸びていく」空力というよりもどちらかというと安定性に振った「ぶれない」空力って感じですが性能の高さには満足しております。
向かい風の中でも振られずに安定してペダリングを続けることが出来るので空力性能は高いと感じています。
登坂、ヒルクライム性能
意外かもしれませんが登坂性能は間違いなくいいです。
小生自身ヒルクライムが大の苦手ではありますが、苦手な人間だからこそ、脚をつく、つかないの限界域での勝負をしているため、信憑性は高いと思ってもらって間違いないです。
カーボンスポークゆえにホイール自体は硬いのですが、その硬さが気に入っています。
この辺は好みにもよると思いますが、小生的には登りで使うホイール、フレームは「硬いほうがいい」です。
やわ目のホイールだと100の出力に80くらいしか返ってこない感覚がありますが、このホイールは硬いので100の出力に90以上は返してくれる安心感、パワーロスの少なさが感じられます(伝わるかな?)。
ホイールの硬さゆえにロスがないから粘れる&軽さゆえに回せる、とクソ雑魚クライマーに必須の要素が揃っており、何とかかんとか我慢して山を登り切れるそんなホイールです。
正直なところエアロホイールにもかかわらず巡行よりも登坂の場面で好感を抱きました。
最後の1Wまで絞り切ったパワーをしっかりぎっちり、脚が文字通り売り切れるまでシバキ続けられるのが良かったです。
ホームとも言える三浦半島での多種多様で短い登りもそうですが、大垂水峠だの都民の森だの東京周辺のヒルクライムスポットでも戦ってきたいま、より強くこれを実感しています。
ダウンヒル性能
高いです。
登ったら下らないといけないのでダウンヒル性能も少し述べておきます。
後述の快適性ともかぶる部分がありますが、内幅23㎜の圧倒的なエアボリュームと空力的な性能故にぶれることが少なく、安定感が半端ないです。
決して飛ばすのが好きなわけではなく、むしろ下りはスピードを抑えるタイプの小生ですが、それでもブレーキを握りこむ時間は間違いなく少なくなっています。
ハイトの高さゆえに直進安定性は高めなのでバシバシハンドリングを切って~ってクイックな動きは不得手かもしれませんが(そもそもそんなクイックなハンドルは切りませんが)ハンドリングの特性自体は割とニュートラルできちっとイメージ通りに走ってくれる印象です。
中華ブレーキローター&中華パッドでも安心して下れました。
快適性
間違いなく高いです。
このホイールを買ってよかったと思える一番の要素はここです。
外幅30㎜、内幅23㎜のトレンドど真ん中のリムのエアボリューム&チューブレスのおかげでチューブレスが流行り始めたころのの謳い文句だった「パンクしてるのかと思った」を実現してくれます。
低圧の方が速いのも実証されちゃってるし、もうキンキンに空気入れて走ったりできないです。
みんなもSRAMのサイトで空気圧を測って4bar前後で乗るんだゾ
https://axs.sram.com/guides/tire/pressure
当然のことながら全然疲れない! ってことはありませんし、当然跳ねるときは跳ねます。
それでも快適なので小生のように脚がないからちょっとの向かい風やらアップダウンやらとも戦わざるをえず、山登って~ってやってら文字通りの死闘になってしまうタイプの人間でもなんとかかんとか帰ってこれるだけの体力を残せます。
帰宅すると最早命からがらって感じですが、脚と体力を残せるのは社会人ローディーにとって大事な要素です。
総評:無印良品的なハイコスパホイール
予算にいとめはつけねぇ!!いつも最高級のホイールで勝負じゃ!! とか宗教上の理由でR◯VAL以外のホイールを履くと死ぬ、とかなければ結構いいホイールだと思います。
もちろん、上を見ればキリはありません。
それでも価格性能比は高いし、見た目もそこいらの中華(失礼)よりは高級感があって所有欲を満たしてくれます。
中華ホイールも高騰が進む昨今ですがそれでもクオリティが高くハイコスパなホイールだと言えます。
小生にとっては無印良品的なイメージがあります笑
「これでいい」じゃなくて「これがいい」と思えるし、ツボを押さえた設計で派手さはなくても「いいね」ってしたくなる、そんなホイールです。
記事アップする前にもう型落ちになっちまったよ……
2023年11月に購入してその後書きかけのインプレをほったらかしてる間にモデルチェンジしてました。
基本的な構造は変わりませんがカーボンスポークがきしめん系ごんぶとエアロスポークになってます。