当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

Campagnolo(カンパニョーロ)から新型コンポSuperRecord S が登場、20%のプライスダウン!?

ラグジュアリーコンポーネントと言えばカンパ、なカンパニョーロが新型コンポを出してきた、しかも20%も安くなるらしい……と言うわけで新型コンポの紹介です。

まるっきりの新型というわけではなく、マイナーチェンジなんですが結構見どころがあります。 https://bikerumor.com/campagnolo-super-record-s-wireless-special-edition-road-bike-groupset-drops-in-price/

SuperRecord Sが発表されたぞ

カンパニョーロは、ハイエンドコンポの価格を引き下げ、特別版として銘打たれた新しいSuper Record Sを発表しました。
機能的には、オリジナルのSuper Record Wirelessと同じパフォーマンスを持ちながら、より手頃な価格で提供されています。

カンパニョーロの新型ワイヤレスコンポーネント「Super Record Wireless」の海外インプレ

新しいSuper Record Sは、マットカーボン仕上げで、いくつかの重要な部分で簡素化された構造を採用し、アマチュアやレーサーなど幅広いニーズに合わせた新しいギアオプションも追加されています。

カンパニョーロ Super Record S ワイヤレス マット 2×12 グループセット

この新しいCampagnolo Super Record S Wirelessグループセットは、昨年夏に発表されたSuper Record Wirelessとほぼ同じではありますが、確実にそれ以上のものを提供しています。

「それ以上」というのは、150g重くなったものの、新しいギアオプションが追加され、そして一番大事なポイントとしてお財布には少し優しくなったことがあります。

正直なところ、なぜこれが「Record Wireless」と呼ばれないのかはわかりません。
見た目だけで言うとまさにそのように見えます。
ただ、まだ「Super」という名を冠するに十分なほどお値段が張るためかもしれません。

ともあれ、カンパニョーロ愛好者にとっては、名前の意味を気にする必要はなく、喜ばしいニュースがたくさんあります。

カンパニョーロのSR S WRLのハイライト

カンパニョーロは、主に2つの「進化」に焦点を当てています。
新しいSuper Record S Wirelessグループセットの進化は、より多くのギアの組み合わせと、新しい「エレガントなマットブラック」カーボン仕上げです。
カラーの変更については新しいカンパニョーロファンの獲得もそうですが、完成車へのアッセンブルを狙っているかもしれません。

カンパニョーロは、すべてのレベルのサイクリストのニーズに応えるため、Super Record S Wirelessに6種類のチェーンリングコンビネーションを提供しています。

従来のコンパクトな45/29T、48/32T、50/34Tのコンビネーションは、小さな10Tとの組み合わせで引き続き使用されますが、さらにトップエンドスピードを求めるライダー向けに、新しい52/36T、53/39T、54/39Tの3つのビッグチェーンリングが追加されました。
これらのギア比は、小さなカセットと組み合わせると非常に大きなものとなり、エリートレーサーやプロ向けと言えます。
ただし、カンパニョーロのファンの中には伝統主義者も多く、クラシックな見た目のチェーンセットを好む人もいるかもしれません。

フロントは大きくなり、スピードが上がる一方で新しいCampy Super Record Sはリア側でのギア選択がより簡単になります。
最も小さくてタイトなSuper RecordカセットはSuper Record Sには搭載されていません。
その代わりに、12速カセットに新しく11-32Tというワイドなギア比が、既存の10-27Tや10-29Tのカセットオプションに追加されました。
これにより、コンパクトなクランクを使用した際に、より広い範囲のギアが提供され、登坂能力を犠牲にすることなく大きなチェーンリングコンビネーションを選択できるようになりました。

で、どこが新しくなったの? ってお話

しかし、このコンポーネントの最大の特徴は新機能の追加だけではなく、価格を下げてシマノのDura-Ace Di2やSRAMのRed AXSと競争力を持たせることにあります。
これらの競合製品はまだカンパニョーロの製品よりも約1/3ほど安価です。
そのため、カンパニョーロは、材料の構造を多くの部分で簡素化し、実質的な性能を犠牲にすることなく価格を引き下げることに成功しました。

最大の変更点は、新しいカンパニョーロSuper Record Sクランクセットにあります。
従来の複雑な中空構造をやめ、よりシンプルなソリッドカーボンクランクアームを採用したため、若干重量は増加しました。
しかし、クランクセットの全体的な形状はカーボン製の補強材や非対称の4ボルトBCDなど、従来のデザインを維持しています。
加えて、新しい大型チェーンリングは、元々のSuper Record Wirelessクランクとも互換性があるという利点があります。

フロント部分では、Ergopowerブレーキレバーもカーボン構造の簡素化が施されています。
レバー本体、フード、シフトボタンは変更されていないようですが、カーボンレバーブレードからは、従来の軽量化のための2つの追加の切り抜きが削除され、レバーのリーチ調整用の穴だけが残されています。

リア側では、新しいリアディレイラーも簡素化され、構造的なリブが再設計され、リンクの切り欠きが減少しています。
さらに、外側のプーリーケージはほぼフラットな形状に変更されています。
おそらくこのケージは、32Tコグを搭載できるように少し長くなっていると考えられます。

これに合わせて、フロントディレイラーも機能的にはほぼ同じですが、Super Recordのカーボン製アウタープレートが、Super Record Sではマットブラックのスチール製に変更されています。

逆に変わらないのはどこなのか

機能面では、ワイヤレスの電子システムや油圧技術はすべて従来通りで、ディレイラーの取り外し可能なバッテリーも変わらず、無印とSのパーツを混ぜて使える互換性が維持されています。
バッテリーの充電状態を示すLEDも引き続き簡単に確認でき、MyCampy 3.0アプリとの接続も同様に、ボタンのカスタマイズや詳細なデータ表示が可能です。

さらに、マット仕上げのカンパニョーロSuper Record Sパワーメータークランクセットは、この春にデビューしたHPPM Super Recordパワーメーターと見た目が同じです。このモデルは、シクロクロスレースで試用されたプロトタイプから進化したものです。

もちろん、優れたカンパニョーロのブレーキシステムと調整可能なエルゴノミクスはそのまま維持されています。

カンパニョーロ Super Record S – 価格、オプション、入手可能性

このグループセットは依然としてヨーロッパで製造されるSuper Recordレベルの製品であるため、「手頃な価格」とは言えません。

が、昨年のワイヤレスデビューと比較すると、実際に20%以上の節約が可能です。

新しいカンパニョーロSuper Record S Wirelessグループセットは、4300ドル/3990ユーロで販売されており、現在限定数で入手可能です。
これは、通常のSuper Record Wirelessと比較して、1100ドル/1200ユーロの値下げとなり、追加でワイドレンジなギアオプションが提供されます、唯一の妥協点があるとすれば150gの重量増加くらいでしょう。

日本だとメーカー定価869,000円(!)なので大体695,200円くらいすかね……まだ高い……

マットブラックのBORAも出るぞ!!

もしこの値段にビビることなくニューバイクはカンパで統一したるわい!!

という気合いの入った人がいればSuper Record Sグループセットで組み上げた上でさらに全体のデザインを引き締める同じくマット仕上げのエアロカーボンホイール「Bora WTO」も選択肢に入ります。
こちらの標準版のホイールとの違いは、マットカーボン仕上げだけです。

面白いことに、カンパニョーロはこれらのホイールをバイクの外観に合わせるために、さらに手間をかけて仕上げています。
通常、彼らの精密な研磨型は追加の仕上げ作業なしで光沢のある表面を生成しますが、マット仕上げのために特別な工程が必要だったのです。
そのため、Super Record Sは20%安くなった一方で、これらのマット仕上げのBoraホイールは、今年初めに発表された標準版Boraよりも2~6%高くなっています。

現在のところ、45mmディープの23mm内部幅を持つBora Ultra WTO Matt Editionホイールが4150ドル/3800ユーロ、通常のBora WTO Matt Editionホイールが2950ドル/2700ユーロで販売されていますが、これらは2025年モデルの開始価格とされており、35mmおよび60mmディープバージョンも登場する可能性があるとされています。

↑日本でワイズさんが頑張って10%オフしてくれてこの価格なんで70マソ近くなるのは覚悟して

まとめ:良くない意味での古豪脱却なるか!?

カンパと言うとワールドツアー使用率0%になって久しく、ビッグレースでの活躍が見れず寂しい限りです。

昨年SuperRecord WRが出た時点でその価格から一部ではラグジュアリーブランドに舵を切るのかと心配されておりました。

小生も実戦や革新的な機能はシマノとSRAMにおまかせ!! ってなっちゃうのかな、と思ってましたが流石にマズいと思ったのか価格を下げ、且つワイドレンジ対応に仕上げるなど実戦的なコンポーネントの域に戻ってこようと方向性を模索している感もありますね。

まだ高いのでもう少し値段が下がるとみんなハッピーになれそうです。

あと、ディレイラーがデカいのをなんとかしてもらえればもう少し存在感が出てきそうです。

良くない意味での古豪脱却に向けて頑張ってほしいところ……。

最新情報をチェックしよう!