Cannondale supersix evo Hi-mod の試乗インプレ

明けましておめでとうございます、新年の挨拶がずいぶん遅くなりました。今年の目標は取り敢えずキチンと志望業界の海運業界で就職すること、めちゃくちゃいかした卒論を書くこと、それから(これは出来たらですが)「ツール・ド・おきなわ」に出てみたい、という感じです。あくまでも目標ね、目標。

今回は試乗インプレになります。

こないだスーパーキャリバー乗ったついでにMadone,Emonda,domaneも乗っときゃ良かった、なんて思いつつも今回はキャノンデール、スーパーシックスエボハイモッドデュラエースDi2、2020モデルの試乗インプレです。試乗日より前に試乗車が到着したということで、特例? ですが乗せて貰えました。影山輪業さんに圧倒的感謝です。本当は試乗日に行ければ良かったのですが、生憎TOEIC、バイトと重なり行けず……大学の休講を見逃さず電光石火で帰宅して向かいました。

影山輪業さんのご厚意で乗せていただきました

サイズ感

今回は丁度小生にジャストサイズの51サイズでした。ハンドルが結構高めだったのでサドル高さは710㎜でもそんなに落差出ませんでした。(出す必要もありませんが……)

見た目のインプレッション

カッコいい……のは当たり前、自分としてはやっぱロゴドーン!バーン!卍卍キャノンデール!!卍卍みたいのが好みだと思ってましたが、新しいデザインも存外悪くないです。黒に時折ゴールド? 暗めの山吹色? がラインで入るデザイン、DQNのアデダスのような下品さはなし。

見てくださいよこの薄さ!
後ろからも……薄い……

前から見ても後ろから見ても薄いです。ガチガチのエアロロードではありませんが「板感」が半端ないです、細っこい板が自転車の形をしている感じです。

やや後ろから

整備性

ステムのワイヤー引き込み口
特異な形状ながらもフォークコラムは丸形

ややダサいこのステムのケーブル引き込み口、これがあるのとないのとだと大違い(店員さん談)らしい、確かに露出箇所がないとキツそう……

小さくなってしまったロゴ
燦然と輝くUCIマークと機械式ワイヤー引き込み口(ブレブレ)

機械式の場合はこちらからの引き込み、カーボンで蓋してあります。

重量

パッと持った感じはやや軽い? んんっ? 軽いかコレ? 程度、下手すれば小生のセンプレのが軽いかも知れません。実測では7.9kg~8kgをフラフラ、アセンブリによっちゃ8kgオーバー、フレーム重量のわりにそんなに軽くないです。

試乗車の装備

フレーム&フォーク Cannondale supersix evo Hi-mod 51サイズ

コンポーネント Shimano Dura-Ace Di2 disc 9170系

パワーメーター Power2Max

ハンドル&ステム Cannondale knot +save carbon handle

ホイール Cannondale knot sl(リムハイトは45mm)+Cannondaleセンサー

タイヤ vittoria corsa G+25c (空気圧はいつもと同じくfront 6.8bar rear 7.0bar)

サドル prologo dimension NDR nack レール(カーボン)

最高に軽い装備のはず……しかし重量は重い……何故? やっぱディスク車の欠点でしょうか……

インプレ:実走編

長くなったのでパートを分けました。実走中に思ったこととそれをまとめての相対評価になってます。

漕ぎ出し

軽い、圧倒的なまでに軽い、重量に反しての漕ぎ出しの軽さは一級品。ハンドル、ステム、フレーム、ホイール、タイヤ、コンポ、すべての駆動に関わる部分が一体となっているような確かすぎる剛性感でバイクが前に進みます。

加速

これも速い、30㎞/h後半まではすぐに達しますし、そこから40㎞/hまで上げるのも楽です。先述の一体感と相まって、ダンシングがめちゃくちゃ気持ちいいです。振るのが楽しいバイクです。普段センプレでダンシングすると、どこかでギクシャクする部分があって、上半身でバイクを振っている分の力が逃げている感覚があるのですが、そういったパワーロスの感覚が一切なく、ただ振れば振った分だけ、踏めば踏んだ分だけ加速します、その分後で脚は持ってかれますが……

巡行

楽です、久しぶりにちゃんとビブとジャージを揃えたエアロな恰好でロードに乗ったということを抜きにしてもです。生憎の向かい風の中の巡行となりましたが、スピードが落ちる感覚がありません。スピードのグラフを見ても、いつもであればジグザグするというか、40㎞/hまで上げてから下がって、ちょっと頑張ってまた上がって、とジグザグしたグラフになるのが常なのですが、綺麗に一定のペースを保てていました。もっと脚のある人が乗れば、或いはもっと脚のある時に乗れば、頭打ちなく伸びるんだろうな、という感じです。

スプリント

伸びる、ここまでの漕ぎ出し~加速~巡行の流れに乗ってスプリントしてみましたが、もちろん速いです。システムシックスほど明確な「伸び」はないよ、と聞かされていましたが、普段非エアロでオーソドックス(悪く言えば時代遅れ)なバイクに乗っているので、エアロ系のロードを買わなかったのを後悔するほど気持ちよく伸びました。二車線の道路でスプリントし始めてから5秒ほどで隣の車線の軽トラを追い抜き、しばらく抜かれませんでした。スプリントが終わってからもしばらく伸びたのは驚きでした。

ヒルクライム

「ヒル」というほどではありませんが、勾配がキツイ丘越えもこなしましたが、一体となった剛性感のおかげでトルクをかけてもケイデンスを上げても登ります、ダラダラ登っても速い、トレーニングに打ち込んでいた時期の記録よかちょっと悪い程度にとどまるスピード感、ただ、脚がないと完全に制御した状態で登るのはやや難しそうな印象を受けました。それでも十分速いのですが……

ダウンヒル

スピードが出すぎて怖いです。もうディスクブレーキじゃなきゃ制御は効かないな、というのがハッキリ分かります。KNOTホイールはなぜかは分かりませんがハブが極めて静かなので、ギョイィィィィィィーン!! みたいな音はせず「あ、速いな」という気付きのないまま、気が付いたらめちゃくちゃ伸びてて、慌ててブレーキして曲がる感じです。そういった意味でも、このバイクを制御しきれる技量が必要です。

インプレ:分析編

試乗してから頭の中を整理しつつ考えたのがこっちの分析編です。

剛性感

確実に「硬い」です。ただやはり嫌な硬さではないのが、調整の妙というところでしょうか、乗っている間からクルシイ……クルシイ……と脚を削られる感じでは全くありませんでした。きもちよ~く踏んでて、家帰ってしばらくしてから「うっわ脚削られとるわ」ってなる感じです。帰路の途中で脚が終わったと感じるような硬さではありません。これは是非とも乗って感じてもらいたいのですが、バイク全体が一枚岩、もとい一枚板のような一体となった剛性感です。

ハンドリング

非常にフィーリングがいいです、突っ込み気味になることも逆にもっさりすることもなく、いい感じです。しかし、ここも一つ問題で高速域のダウンヒル時にはやや注意が必要、伸びすぎ注意の状態できちんと情報を処理しながら曲がれるかが問題になるかと思います。オールラウンドに速くて正直怖いです。

振動吸収性

乗っている間はそうでもないように感じますが、専用のハンドルの振動吸収性が存外高いです。特に微振動に対する吸収性が高いように思いました。ただ、路面に白線が並んでいるようなところではやや衝撃を受ける感じです。それでもガタン!! ではなく角の取れた衝撃なのでフィーリングは良好です。

画像はイメージ

トラクション

先ほどの振動吸収性と合わせて、トラクションは高いように思います。トータルでのインテグレーションが上手くいっているため、路面がバイクを拒否しない。吸い付く、というと誇張しすぎになるが、バッチバチにスプリントしても安定感が高く、安心してバイクを振れました。

このホイールがいい

45mmハイトのKNOTSLホイール、ハブはDT SWISSを採用しています。前後で1578g(実測値)と他社の45㎜ハイトのホイールと比較して100gほど重いものの、走りは極めて良好、めちゃくちゃラチェット音が静かで大変よろしい、その上でさらに伸びがいいのでもう言うことないです。

総合評価:やや玄人向けながらも懐が深く、今年のマストバイ

剛性感、ハンドリングなど含めて、Hi-mod版に関しては、レーススピードを維持しながら制御するにはやや玄人好みの味付け(というか久しぶりのロードで脚が無かった……脚があればもう少し御しきれたかも……)ではありますが、40㎞/hを超えないようなスピードでの乗り方であれば非常に万人受けする乗り味だと思います。まんじりと漕いでいるだけで速い、頭を使わなくてもスピードの出るバイクと言うと聞こえは悪いような感じもしますが、自分としてはいい表現ができたと思います。

よく走り、よく登り、気持ちよくコーナーをこなせる。ディスクブレーキの制動力もよく、ホイールは静かでよく伸びます。総合的に見て今年のマストバイでまごうことなき「エアロオールラウンダー」であることは間違いありません。ノーマルモッド版も試してみたかったのですが、生憎時間がありませんでした。ノーマルモッド版のコスパはめっちゃいい! と店員さんは太鼓判を押していましたが……

重量こそ少し重いものの、走りの軽さ、反応性はピカ一、ここ一番のアタックに抜群の力を発揮します。ディスク仕様がヒルクライムレースで積極的に使いたいバイクかは疑問ですが、それこそツール・ド・沖縄やJBCFのアップダウン込みの「ロードレース」並びに平坦メインのクリテリウムでは絶対活躍すると断言できるバイクです。

おまけ:自分のバイクと比較して

エヴォはステムバキバキに硬い、小生のバイクはへなちんステム、コレが全体的な剛性感に寄与していることが明確に分かった。

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