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ビアンキから新型スペシャリッシマが2021年モデルで登場!軽くなってエアロ風味に!

どうも、せんちゃんです。

以前からリークがあってバレていたビアンキの新型スペシャリッシマですが、遂に発表と相成りました。

旧型より若干軽く、フレームチューブ各部をエアロ風味にした上でケーブル完全内装仕様になってます。

元ネタ:https://www.bikeradar.com/news/2021-bianchi-specialissima/

新型スペシャリッシマの概要

先代のスペシャリッシマは「軽量性」を至上命題として2015年に誕生しました。そのため、リムブレーキ、円形のフレームチューブを採用した「ヒルクライムバイク」だったのです。

新型はこの「軽量性」に加えてエアロダイナミクス、各パーツの統合、ディスクブレーキ化を果たしたマシンになっています。

ヒルクライム大国のはずなのに、日本ではどうも人気が出なかったスペシャリッシマさんが雪辱を果たしにやってきました。

確かにレースもほとんどみんなオルトレ乗っちゃってたからね、仕方ないね。

表舞台に出てきたのは2016年ジロで、マリアローザのスティーフェン・クライスヴァイクが山岳TTで使ったときくらいだと思うんですけど(名推理)

フレーム重量は750g!(55サイズ、塗装済み)

というわけで今回のスペシャリッシマは先代の780gより30g軽くなってます。

ただ、この数字はツールでも使われた決戦仕様のブラック塗装版の数字だそうで、流石にチェレステだと重くなるはずです。明るい色ほど下地処理に塗膜を使うので……。

プロレベルの山岳決戦用バイクとして十分な性能ですが、それだけじゃございません。ビアンキ社曰く、トップレベルの重量剛性比を誇るため、平坦路のレースでも十分戦える「オールラウンダー」とのこと。

オルトレ譲りのエアロダイナミクス&ディスクブレーキ専用フレーム

旗艦モデルで今年もほうぼうのレースを荒らしまわった「オルトレ」のチューブ形状を参考に各チューブ形状をアップデート、さらにディスクブレーキ専用設計としてタイヤクリアランスを28cまで拡大、それでいてビアンキが自転車業界で唯一使用を許されている振動除去素材「カウンターヴェイル®」は先代から引き継いでいます。

ケーブル完全内装はビアンキがFSAと共同開発した「ACR」システムを採用しています。これにともなって、ヘッドセットは1-1.5のテーパードから1.5-1.5と同径になりました。

また、インテグレーテッドシートクランプも採用し、フレームがスッキリしました。

先代との比較 どこが変わったのか

上:先代

下:新型

で並べてますが、まじまじと眺めてようやくちょっと気づく程度かな……と思いますが、側面からの写真ばっかりなので、恐らくチューブを様々な角度から眺めた写真を見れば全然違うんだと思います。

新型は同社のエントリーモデル「スプリント」に近いような気も……最初にスプリントを見た時はスペシャリッシマの新型かと思いましたが……。

来シーズンからはグリーンエッジ・サイクリングと一緒

ベルキン・プロサイクリングからユンボ・ヴィスマに至るまで、チーム名の変節を経ながらも、長い間のパートナーとして輝かしい戦績を打ち立ててきました。

「にわか」「お洒落ブランド」「ビアンキwww」と揶揄された頃が懐かしいまでにハイエンドレーシングブランドとしての輝きを取り戻したのですが、それも今シーズンでお別れです。

来シーズンからはイェーツ兄&エステバン・チャベスとゆかいな仲間たちの「グリーンエッジサイクリング」にバイクを供給します。

ユンボ・ヴィスマはサーヴェロにバイクサプライヤーを変更、小生も来シーズンからはサーヴェロにしようかな、なんて(笑)

追記:本当にサーヴェロにしちゃいました

サーヴェロ「S5」苦節1か月の果て……ついに完成しました! 紹介とファーストインプレッションです!

サイズとカラーリング

サイズは470㎜~610㎜まで

カラーリングはここまで紹介したプロ供給用750gの「ブラック」と伝統の「チェレステ」と「グリーニッシュブルー(カメレオンっぽい)」の3色に加えて、イタリアの職人が手作業で塗装してくれる「シグネチャーシリーズ」恐らくカラーオーダーシステムの「タボロッツァ」だと思います。

気になるお値段は……まだ分かりません

お値段は発表に含まれていませんでしたが、おそらく先代と似たような感じで8000ポンド≒110万円くらいと予想されています。

まぁ、最近のハイエンドバイクならこんなもんでしょうな。

カンパニョーロスーパーレコードEPS12S仕様の詳細スペック

  • Frame: Specialissima Disc Carbon
  • Groupset: Campagnolo Super Record EPS 12-speed
  • Ratios: 50/34, 11-29t
  • Brakes: Campagnolo Super Record hydraulic disc
  • Wheels: Fulcrum Wind 400 DB
  • Tyres: Vittoria Corsa G2.0 25mm
  • Bars: FSA K-Force carbon
  • Stem: FSA NS ACR alloy
  • Seatpost: FSA K-Force Light 27.2mm carbon
  • Saddle: Fizik Argo Vento R1 carbon rail

完成車あんまり美味しくなさそう……特にホイールがね……この値段ならバラ完のがいいかも。

シマノアルテグラ(機械式)11Sの詳細スペック

  • Frame: Specialissima Disc Carbon
  • Groupset: Shimano Ultegra mechanical 11-speed
  • Ratios: 50/34, 11-30t
  • Brakes: Shimano Ultegra hydraulic disc
  • Wheels: Fulcrum Racing 418 DB
  • Tyres: Vittoria Corsa G2.0 25mm
  • Bars: FSA Energy SCR alloy
  • Stem: FSA NS ACR alloy
  • Seatpost: Reparto Corse 27.2mm carbon
  • Saddle: Fizik Antares R7 alloy rail

まとめ:ビアンキのエアロオールラウンダー

オルトレがオールラウンドエアロロードなら、スペシャリッシマはエアロオールラウンダーじゃい!! というビアンキの気迫を感じる一作、ただ先代レベルで高いとオルトレの方が美味しく感じちゃうのでその辺はディスカウントの方を頑張っていただきたいところです。

冒頭にも書きましたが、先代は日本では流行りませんでした。

#ビアンキ乗りと繋がりたい、しても出てくるのはエントリーグレードのニローネとハイエンド、ミドルグレード2車種のオルトレばっかりで、なかなかユーザーが見つかりません。

しかし、コイツなら流行る予感がビンビンしますね。頑なにシートステーの位置を下げないビアンキらしさも感じられていい感じです。

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