コルナゴから新型グラベルロードG3-Xが2020年モデルとして登場~レーシングバイクのスピリットは維持~

どうも、せんちゃんです。ここんところ新商品の発表もめっきり少なくなり、翻訳の趣味も一段落かと思っていましたが、ここにきてイタリアの雄、コルナゴからグラベルロード「G3-X」が登場しました。

元記事https://road.cc/content/tech-news/268447-colnago-g3-x-takes-italian-company-gravel-bike-market

↓僕じゃない

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新型グラベルバイク「G3-X」の概要

コルナゴ「G3-X」

グラベルバイクがどれだけ流行しているかを示す好例として、コルナゴは新型である「G3-X」を発表した。

このバイクは同社にとってグラベルバイクという新しいマーケットに殴り込みをかける最初の尖兵となるだろう。

G3-Xはフルカーボンフレームにフルカーボンフォークでグラベルバイクで標準的な700×42c、そして「ロードプラス」規格である650b×467というクリアランスを持っている。

写真に写っているシマノGRX完成車は4299.95ポンド=60万円となっている。(なんかポンドが3か月前より10円くらい上がってますね)

ジオメトリー

画像はイメージ、かっこよすぎでしょ

G3-Xはグラベルないしはアドベンチャーライドに対応するためにジオメトリーにいくつかの変更が加えられている。

低くなったBB、長いチェーンステイでホイールベースを延長し、長いトップチューブに短いステムの組み合わせはハンドリングの安定性を確保する。

コルナゴはロード用よりも10㎜~20㎜短いステムを使うようにアドバイスしている。

こういった長いフロントセンターとショートステムの組み合わせはMTBとすでにいくつかのグラベルバイク(すなわち、この間我々がテストしたサーヴェロのあアスペーロのことだ)で採用されている。

こういったジオメトリーはハンドリングの反応性を高くしながら、長距離を快適に移動できるようになっている。

デザインとその他について

V3-RS譲りの造形

これはフルカーボンバイクであり、いくつかのデザインの特長をレースバイクであるV3-RSから引き継いでいるようにも見える。

特にヘッドチューブとトップチューブの造形、並びにドロップドシートステーとエアロシートポストを備えた内蔵型のシートクランプがそうだ。

ケーブルは内装式でダウンチューブにケーブルの入り口が存在する。

ケーブルはダウンチューブから内装
チェーンステーもカッコいい
バッシュガード

フラットマウントに12㎜のスルーアクスルを採用したディスクブレーキに加えて、ダウンチューブにはプラスチック製のバッシュガードが岩や小枝のヒットからカーボンフレームを守るために備え付けられている。

潔い設計

ありがたいことにこのバイクにはバッグをつけるためのトップチューブマウントがついている、しかし、その外には追加のマウントは存在しない、このバイクは明確に高速のグラベルライド向けに作られており、それこそ一日で終わるようなライドに向いている。

みんながたくさんのマウントをつけて欲しがるようなバイクパッキング向けではない、そしてマッドガードのためのアイレットも存在しない。

だが、私はコルナゴがマッドガードをつける必要がないようなバイクを作ったことがあるとは考えない。

完成車の仕様

今のところイギリスで購入可能なのは先述の4299.95ポンド=60万円のワンモデルのみ、カラーはメタリックグリーン/ダークエッグブルーとカーボン/ホワイトの二種類、コンポーネントはシマノのGRX800の機械式グループセット、チェーンリングは48-31t×11-34tのカセット、ハンドルとステムはデダ・エレメンティ、シートポストはコルナゴオリジナル、サドルはプロロゴ、タイヤはピレリのチントゥラートグラベルを採用している。

まとめ、これぞイタリアングラベルバイク

イタリア色の強いアッセンブルもさることながら、大量のアイレットやマウントを用意しない姿勢はイタリアングラベルバイクの真骨頂というべきでしょう。

ピナレロのグレヴィル、3Tのエクスプローロはまさにそれです(イタリアじゃないけどサーヴェロのアスペーロなんかもそう)。

(翻訳記事)Cerveloのピュアレーシンググラベルロード「Aspero5」の海外インプレ(動画リンクあり)

長距離のグラベルバイクパックツーリングよりももっと短い時間のグラベルレース(グラインデューロとか、ダーティーカンザ? だとちょっとキツイか……)を意識したレーサー然としたスタイリングが特徴的です。

グラベルに参入するとは言え、レースのためのバイクとしての根幹を失わない姿勢には恐れ入ります。

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