ビアンキがエンデュランスロードのインフィニートをモデルチェンジしたのでご紹介します。
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ビアンキはエンデュランスバイクであるインフィニートのモデルチェンジを行いました。
この新しいバイクは、インターナルケーブルルーティングを採用してエアロダイナミクスを向上させています。
ビアンキによると、このバイクは長時間サドルに座ることを想定して設計されており、SpecialissimaやOltre などのレースバイクと比べて、よりリラックスしやすいジオメトリをしています。
新しいインフィニートは、まだ統合が施されていないインフィニートCVの下位に位置づけられており、価格や入手可能性についてはまだ発表されていません。
変更点はそれほど多くはない
細かな変更点として、フレームのシルエットは前モデルのインフィニートと似ていますが、一部の仕様が異なります。
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例えば、最上位モデルのインフィニートCVはビアンキのカウンターヴェイル技術を使用しており、カーボンファイバーに組み込まれた粘弾性材料が振動を最大80%減少させるとされていますが、新しいインフィニートはこの技術を使用していません。
これは、インフィニートCVも近々アップデートが予定されていることを示唆しています。
ヘッドチューブは、先代よりもスリムで角が取れているように見え、それ以外にフレームのシルエットはほぼ同じです。
最大32mm幅のタイヤを装着可能で、現代の多くのエンデュランスロードバイクが38mm以上のタイヤ幅をクリアできるようになっている中で、やや遅れをとっている面があります。
BBはスタンダードなBB86規格を採用しています。
バイクのジオメトリ
バイクのジオメトリについては、前モデルのインフィニートCVと同様の、エンデュランスに焦点を当てた設計が採用されていますが、ヘッドチューブが長くなり、スタックの高さが増加しているため、より穏やかなライディングポジションが可能となり、長時間のライドでの快適性が向上しています。
やはり完全内装はマスト
現代のほとんどのロードバイクが統合ケーブルルーティングを採用している今、最新のインフィニートもこのクラブに加わりました。
フラッグシップのインフィニートは、ビアンキの社内コンポーネントブランドであるヴェロマンのアルミニウムハンドルバーとステムを使用し、完全に内部的なケーブルルーティングを採用しています。
このモデルでは、油圧ホースはハンドルバーとステムの両方を通り、上部ヘッドセットベアリングを通ってフレーム内に導かれます。
範囲内の安価なモデルでは、半外部ケーブルルーティングが特徴です。
これらのバイクでは、ケーブルとホースはハンドルバーの外部にルーティングされ、ステムの下を通り、上部ヘッドセットベアリングを通ってフレーム内に導入されます。
ビアンキは、新しいインフィニートがスペシャリッシマに搭載されているレパルト・コルセのワンピースカーボンコックピットと互換性があると述べています。
このコックピットは80mmから120mmまでの5つのステム長で利用可能で、110mmのモデルで330gと軽量だと主張されています。
新色も登場
新色も登場しており、ブランドのアイコンとなっているチェレステに新しい緑青色のグラフィックスが加わっています。
また、魅力的なディープラストラスパープルも新たに選択肢として提供されています。
まとめ:インフィニートXEの後継モデル?
カウンターヴェイル不採用となると、どうやらハイエンドではなくミドルグレードの様子です
ハイエンド志向の方はカウンターヴェイル入りのCVを待つのが良さそうです。
ここんところのビアンキはかつてのレーシングブランドとしての威信を取り戻さんとばかりにカーボンバイクのモデルチェンジを重ねていていい感じです。