どうも、せんちゃんです。
先週は小生の推しチームであるユンボのワウト・ファンアールトがストラーデ・ビアンケとミラノ~サンレモを続けて制し、機嫌がいいです。
テレビを新調しまして、大画面で楽しみました。
さて、そんなこんなで本題
直販でお安く性能が高いことで大人気のドイツブランド「キャニオン」から新型超軽量ディスクブレーキバイクが登場しました。
![](https://overwhelming-growth.com/wp-content/uploads/2020/08/Canyon_CFR-f520d79-scaled-1-1024x682.png)
CANYON Ultimate CFRの概要
新しいキャニオンのフラッグシップモデルとなるべくして生み出されたUltimate CFRはなんとフレーム重量641g、完成車でも6.2㎏という超軽量バイクです。
かつてのトレック旧エモンダを思わせる超軽量っぷりです。
ところで気になるCFRは何を表しているのか、答えは簡単、CANYON Factory Racingってことだそうです。
CANYON Factory Racingというサブブランド化
プロレベルのバイクを他と区別するためにスペシャライズドにはS-WORKSがあり、キャノンデールにはBlackincがある。キャニオンもCANYON Factory Racing というハイエンド向けのサブブランドとして展開する予定……
その急先鋒に位置づけられたのが今回のUltimateCFRである模様……。
追記:AEROADもCFRシリーズの仲間入りを果たしました
記事はこちらから https://overwhelming-growth.com/post-2654
CANYON Ultimate CF EVO との違い
ここで勘のいい読者の皆さんは「いや、キャニオンにはCFEVOがあるやん」とお思いかと思います。
実際そんなに変わらないというのが有識者の見立てです。
ただ、やっぱりハイエンドモデルとして仕上げるために、カーボンのレイアップや塗装は変更されているでしょう。あとはコンポーネントの類ですかね。新しいCFRシリーズの方が選択できるオプションが多いです。
![](https://overwhelming-growth.com/wp-content/uploads/2020/08/Canyon_Ultimate_CFR_Hi_Res_Credit_Tino_Pohlmann_8-c70ebb8-scaled-1.jpg)
![](https://overwhelming-growth.com/wp-content/uploads/2020/08/Canyon_Ultimate_CFR_Hi_Res_Credit_Tino_Pohlmann_5-9e2b341-scaled-1.jpg)
CANYON Ultimate CFR:超軽量ディスクフレームで昨年のEVOにクリソツ
キャニオン社は正式に「これは去年のCFEVOと同型のフレームだよ」とは言っていない。
けど……「既存のCFEVOのカーボンレイアップを模倣した」とは言っている。
じゃあ一緒やん! って思いますが、流石にちょっと違います。
CANYON社「軽量性の追求はロードバイクパフォーマンスにおいて重要だと思われてた部分だし、これからも重要なわけなのよ」
と、言うわけで新型のUltimateCFRはEVOと同様にディスクブレーキ専用フレームで641g(塗装済み、サイズM、スモールパーツ除く)にフォークが285gという超軽量ぶり、普通のパフォーマンスラインの UltimateCFSLXのフレームが785g にフォークが 325gだって軽量なのに、さらにその上を行く軽さです。
この軽量性はウルトラハイモジュラスカーボンとウルトラハイテンションカーボンの2つのコンビネーションによって達成されました。
ディスクブレーキ専用フレームと聞くとリムブレーキ派の皆さんはいつもの如く「もうリムブレーキは無くなるんやな……」と思われるかもしれませんが、そこはキャニオン、リムブレーキのモデルも継続だそうです。
アッセンブル
新型2モデル、最軽量の6.2㎏のアッセンブルはカンパのスーパーレコードEPSにDTスイスのPRC1100を搭載したモデルとちょっと重い6.5㎏、シマノのDi2にDTスイスの50㎜ディープのARC1100ARC1100を搭載したモデルの2つです。
![](https://overwhelming-growth.com/wp-content/uploads/2020/08/200722_ultimate-CFR_Campaign10788-d23ee4d-scaled-1.jpg)
完成車以外でも、270gのステム一体型ハンドルCP20とシュモルケ(ドイツの超軽量カーボンパーツブランド)のカーボンシートポストが付いたフレームセットが選べるようになっています。
![](https://overwhelming-growth.com/wp-content/uploads/2020/08/Canyon_Ultimate_CFR_Hi_Res_Credit_Tino_Pohlmann_3-50fc38d-scaled-1.jpg)
ミニマルなグラフィックも塗装の重量を低減し、軽量化に磨きをかけています。
キャニオン「このバイクはただレースのためだけでなく、もっと幅広い用途で使って欲しいバイクなんだ、サポートしているヒルクライマーたちもこれを使っているよ、スプリンターはエアロードに固執するだろうけど……」
と言うことらしいです。
気になるお値段
![](https://overwhelming-growth.com/wp-content/uploads/2020/08/Canyon_Ultimate_CFR_Disc_Di2-223e56e-scaled-1-1024x683.png)
Di2モデル
公称重量: 6.5kg
コンポーネント: Shimano Dura-Ace Di2
ホイール: DT Swiss ARC 1100 Dicut
お値段: £7,149 / €7,599 / AU$11,899≒994,079.21 円
![](https://overwhelming-growth.com/wp-content/uploads/2020/08/Canyon_Ultimate_CFR_Disc_EPS-8432bf9-scaled-1-1024x683.png)
EPSモデル
公称重量: 6.2kg
コンポーネント: Campagnolo Super Record EPS
ホイール: DT Swiss PRC 1100 25 Y Anniversary
お値段: £8,499 / €8,999 / AU$14,099≒1,181,379.77 円
ちなみにフレームセットは
公称重量: 641g frame, 285g fork
付属品: Schmolke 1K carbon seatpost, CP20 one-piece carbon cockpit
お値段: £3,299 / €3,499 / AU$5,499≒458,598.57 円
まとめ:ヒルクライムもディスクブレーキバイクの時代が到来か
いつかはこうなると思っていましたが、もうこうなってしまいました。
UCI既定の6.8㎏を大幅に下回るディスクブレーキロードバイクというヒルクライマーたちの「夢」のようなバイクがすぐそこまできちゃってます。逆に実業団レースとかだと怪しくなりそうなので、リムハイト高めのホイールと合わせていくのも面白そう。
プライスタグも100万円ちょい、ハイエンドで超軽量ならお買い得と言っても過言ではないお値段です。
誰か買ってくんねぇかな、このくらいバイクが軽けりゃヒルクライムも好きになれそうな気がします……