今年の頭から、サーヴェロの新型R5(らしき)バイクがたびたびレースの中で目撃されており、当サイトでも記事にしてきました。
Cerveloから「R5」の新型が出るかも、フレーシュ・ワロンヌでログリッチが乗っていた? 5/30追記 ジロでは隠す気ナシ(笑)
ジロでも目撃されており、もはや隠す気ナシなしだったのですが(笑)
ついにその詳細な写真が上がってきました。
というわけで、もうそろそろ発表の時期が近いのではないでしょうか
https://cyclingtips.com/2021/06/jumbo-visma-rolls-out-new-cervelo-r5-in-team-colours/
チームカラーにペイントされたR5(?)
特殊ペイント&エース格のみの使用だったジロまでとは異なり、チームカラーに塗装済み&チーム内のすべてのライダーが新型を使用できるようになった模様です。
もう早いところ発表しちゃえよ、とか思っちゃったりします。
こちらの写真のバイクは今年のツールドフランスに先駆けて撮影されたマイク・テウニッセンのものです。
Cerveloは新しいR5の詳細をまだ発表していませんが、このバイクを見ると色々と分かってきます。
FSA ACRシステムの採用
新しいR5は恐らく先代のR5と同様のキャラクターを持ったバイクになると予想されますが、そのフルインテグレーテッドのケーブル、チューブの形状とサイズの微妙な変更により、大幅に更新されたバイクになります。
これらの変更の中で最も明白なのは、ケーブル完全内装に対応するために上部が広げられ、中央部はわずかに狭くなっている新しいヘッドチューブです。
今年初めに発見されたレースの写真によると、すでにテウニッセンはこのFSA ACR(空力ケーブルルーティング)ステムを使用しています。 このクローズアップビューのおかげで、大幅に再設計されたフォークがダウンチューブにスムーズに移行することもわかります。
先代のR5のフォークレッグは前方に湾曲し、ハブに向かって先細りになっていますが、更新されたフォークはまっすぐで先細りがはるかに少なくなっています。
ダウンチューブとシートチューブはどちらも現在のR5と非常によく似ており、D字型の切り詰められた翼型がシートチューブで特に顕著です。
タイヤのクリアランスに関しては、公式の詳細はありませんが、テウニッセンが使用するタイヤは26 mmであり、フレームとフォークの両方に十分なスペースがあり、最小30mmのクリアランスをやすやすと想定できます。
新しいR5は、Cerveloの特徴であるBBRightボトムブラケットも継続して採用しています。
新しいR5は、すっきりとした、より統合された外観を備えた最新のシートクランプを備えています。
シートクランプは、新しいバイクのシートポストの後ろに配置されています。
ただし、Cerveloは、従来のシートステイからシートチューブにかけての構成に固執して、ドロップドシートステーを採用しませんでした。
ダウンチューブとシートチューブはどちらも現在のR5と非常によく似ており、D字型の切り詰められた翼型がシートチューブで特に顕著です。
タイヤのクリアランスに関しては、公式の詳細はありませんが、テウニッセンが使用するタイヤは26 mmであり、フレームとフォークの両方に十分なスペースがあり、最小30mmのクリアランスをやすやすと想定できます。
新しいR5は、Cerveloの特徴であるBBRightボトムブラケットも継続して採用しています。
まとめ:発表間近、近年のバイクには珍しくオーソドックスなフレームワークが特徴
Cerveloというと小生のメインバイクである「S5」のような化け物バイクであったり、まずエアロロードの先鞭をつけたってところからして最先端を行くイカしたバイクを続々と市場に投入してくるイメージでしたが、R5(?)に関しては割と見た目が普通で、正常進化といった趣です。
これは邪推ですが、もしかしたらどのエアロオールラウンダーもターマックになっていく中で、オーソドックスな見た目を保ち続けることで市場の中でも目立たせる目的が……!?(そんなわけありません、開発の結果がこうだったのです)
参照:Cerveloのイカしたバイクたち
サーヴェロ「S5」ついに完成しました! 紹介とファーストインプレッション