本日ツアーダウンアンダーが終了し、ロードレースの2024シーズンがスタートしたな感が出てきました。
そんな中、FACTORが誇るエアロロールラウンダー「OSTRO VAM」の新型がリークされちゃってます。
チェーンワックスサービス会社がリーク
クイーンズランドを拠点とするチェーンワックスサービス会社、renh_chain_wax_serviceが、まだリリースされていない新型のFactor Ostro VAMを誤ってリークしたことが話題になっています。
この自転車は、Israel-Premier Techのサイモン・クラークが所有しており、2024年のオーストラリア国内ロードレース選手権で使用されたと見られています。
この新型自転車はEscape Collectiveによって初めて目撃されました。
クラークはこの大会で7位に入り、新しい、空気力学に最適化されたフレームを使用して185.6kmのレースコースを走りました。
この自転車の画像はソーシャルメディアに流出し、Weight Weeniesフォーラムでも詳細が議論されています。
どの角度から見ても、ファクターはフレームの空力効率を向上させようとしていることが明らかです。
新型オストロ VAMは「前部は空力、後部は軽量」という業界のトレンドに沿っており、フォークの脚はより深く、有機的に成形されたヘッドチューブが特徴です。
これは、キャノンデールのSystemSixやスペシャライズドのTarmac SL8に見られる設計ですが、ファクターがロードバイクにこのデザインを採用するのは初めてのことです。
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バイクの詳細
サイモンのセットアップは完全に一体化されており、ケーブルとホースはワンピースのハンドルとステムを通してルーティングされています。
トップチューブはより急激にテーパーし、シートチューブジャンクションでウエハーのような断面になっています。
ダウンチューブは前作よりも深くなっており、シートチューブには後輪用のカットアウトが新たに設けられています。
これは空力上の利点だけでなく、ジオメトリーの変更を意味している可能性があります。
サイモンのオストロ VAMはBlack Incからの新しいディープリムを使用しており、リムには「BLACK INC」という白い文字が大きく表示されています。
ファクターとBlack Incの両方にコメントを求めており、新しい情報が入り次第、この記事を更新します。
FACTORのコメント
ファクターからの最新情報では、「テストは私たちの開発プロセスの重要な段階であり、レースへの参加は新製品のテストに最適な場です。私たちは常に新しい技術を開発しており、現在はレーシングチームと共に新製品のテストを行っています」と述べています。
現行モデルや「O2」との比較
記事内でも言及されているように前三角は太め、後ろ三角は細め、というトレンドに従った仕上がりです。
特にヘッドチューブ部分はターマックの「コブダイ」ほど露骨ではありませんが、フォークコラムをオフセットして結構な張り出し具合なのが見て取れます。
そんでつい最近新型になった「O2」とトップチューブからシートチューブにかけてのラインは太さこそ違えどよく似ています。
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OSTRO VAM、小生も購入候補に入れていたバイクなので多少の思い入れもあります笑
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かなり評判もいいバイクなので正式発表が楽しみですね。