今年は休みの並びが悪く、小生のようなリーマンは三が日までしか休めませんでした。
ですが、取り合えず帰省しました。
今住んでいる横浜では満足に走れないので実家の横須賀に帰って自転車に乗りまくらないといけませんでした。
MTBにも、ロードにも乗って、弟のクロスバイクの整備もして、と自転車三昧の冬休みを過ごさせていただきました。
というわけで今回はエアロディスクロードでの輪行についてのお話です。
世間一般でいわれているように、本当にディスクロードでの輪行は大変なのかを身体を張って検証してまいりました。
輪行グッズについても紹介しながら進めてまいります。
冬用ウェアを実家に置き忘れ、全自走帰省不能に
というのも、冬用ウェアを実家に置き忘れてきたのが原因です。
前回完全自走帰省(いつものごとくルートを間違えて20km以上多く走ったし、倍くらい登った)したのは11月でしたから、まだまだ暖かく、当然春秋のウェアでも誤魔化しが効きました。
が、今や横浜は日によって零下まで下る極寒の地、内陸なのでさらに寒いです。
そんな中、ウラキ少尉吶喊します! とかしたらマジで命の危機が迫ります。
電気代を抑えるためにノー暖房で生活していて、多少の寒さには慣れているとはいえ、余裕で死にます。
しょうがないから輪行するけど……
というわけで、本当に「しょうがないから」輪行しました。
リムブレーキ時代しか輪行してないので本当に久しぶりの輪行です(逆にディスクになってからは完全自走で走りすぎ)
酒匂川サイクリングロード&大雄山最乗寺ヒルクライムで圧倒的他界!(フラペで160㎞) VS体育会系山岳モンスター第2戦
ディスクロード輪行の必需品&ドーピングアイテムたち
イかれたメンバーを紹介するぜ! ということでディスクロード輪行に用いたアイテムを軽くご紹介
輪行袋&肩掛けバンドなど:TIOGA フレックスポッド
リムブレーキ時代から愛用しているこちらの輪行袋
後ろの部分が伸びる素材なのが便利、後で書きますが、これじゃなかったらそもそもパッキングに失敗していた可能性すらあります。
エンド金具:オーストリッチエンド金具前後
詳しくは後日別記事で上げますが
基本的な性能はバッチリ、安定のオーストリッチ製品です。
ディスクローターカバー:オーストリッチ
こちらも安定の商品です。
ダミーローター:ブレーキ付属のヤツ
ここはケチって純正(笑)のダミーローターを使いました。
天下のシマノさんも「まさかコイツを輪行に使うキ○ガイはいないだろう」と考えていそうですが、小生は余裕で使いました。
特に輪行用というわけでもなく、他の製品のようにバンドが付いているわけでもないので不安でしたが、逆に純正ゆえに相性が良すぎて輪行解除がきついレベルでした。
スプロケット保護材:チェーン買ったときについてきたプチプチ&お弁当の輪ゴム
スプロケットがフレームに当たっての破損を防ぐ保護材ですが
この間チェーンを買ったときについてきたプチプチと会社の納会で出たお弁当のゴムを使ったなんとも貧乏くさい、というかほぼゴミみたいな輪行グッズです。
小生のお財布事情が透けて見えますね……。
フレーム&ホイール締結バンド:マルトりんりんバンド(輪行ドーピングアイテム)
今回のMVPです。
輪行のめんどくささはホイールとフレームを締結する作業にあり、と考え続けてきた小生でしたが、わずか600円ちょいで工数を大幅に削減できました。
輪行ドーピングアイテムと言っても過言ではありません。
仕事納め後、パッキングに一苦労で25分……
仕事納め、納会ののち、輪行の準備です。
帰りに通勤号のビアンキの前輪にビニール傘(自分のです)を挟んでしまってあわや廃車の危機を乗り越えての帰宅から波乱万丈さが伺えます。
大災害にも関わらずフレ一つなかったバケモノホイールにはびっくりしました、かなり時間かけて点検したのにモーマンタイだったのがヤバすぎです。
TOKENのハイエンドカーボンホイールventous zenith の実走インプレ
さて、そんなこんなで久しぶりの、そしてはじめてのディスクロード輪行でしたが、意外や意外、輪行準備そのものは15分足らずで完了しました。
しかし問題はここからです。
章のタイトルが「パッキングに一苦労」だったことから察しのいい方はお気づきかと思いますが、しっかり自立する輪行形態にしてからがエアロディスクロード輪行の真骨頂です。
しっかりとハンドルを90度切れる方は関係ありませんが、小生が駆るどちゃくそ鬼モンスター級エアロロードの「S5」はハンドルを90度切れません。
そのせいで輪行バッグにフロント一帯が収まらないのです。
おりゃーっと引き延ばしては入らず、10分の格闘の末にようやく収めることが出来ました。
多分この輪行袋じゃなかったら入らなかったと思います。
いざ出発、始発で場所を確保したら拍子抜けするほど簡単
さて、肝心の輪行ですが、もう拍子抜けするほど簡単でした。
始発で出ましたが、電車の後部のスペースを確保してしまったらあとはもうただのっとくだけでした。
エンド金具も終始安定していて、ゆっくり小説なんか読み耽っていてもなんの問題もありませんでした。
正直一番キツかったのは徒歩5分の最寄り駅までの運搬です。
マジでクソすぎです、寒いわ重いわ(これでも通勤号のビアンキより1㎏以上軽い)色々当たって痛いわで大変でした。
輪行解除は10分弱、すぐに走れました。
さて、実家の最寄り駅には輪行解除できるスペースがあるにはあるけど目立つのでひっそりとした駅を選びまして、さっそく輪行解除。
途中バイクを立てる際に腕にスプロケットが刺さって流血騒ぎ(薄明の駅前で痛みに暴れてました)でしたが10分弱で輪行解除完了です。
難儀な話さ 厭になるだろう?
いつだって描くより 破ることの方が容易くて
解くより 結ぶことのほうがずっと難しいんだ久保帯人 BLEACH17巻より
この名言が頭に浮かぶくらいの簡単さ、心配していた輪行時の小傷などなどもなくむしろ輪行前より変速とかは良くなってました(ちゃんとスルーを締めたから)。
そんなこんなで輪行準備は大変でしたが、いざやってしまえばチョー簡単です。
あまりに簡単でむしろイライラしました。
結論:慣れれば余裕、ただアイテム選びには注意
というわけで結論になりますが、小生が輪行久しぶりだったのもあってかなりの格闘を要しましたが、エアロディスクロードだからと言って、輪行は特段大変ではありません。
ただ1点、輪行グッズ選びには注意しましょう。
小生のS5のようにハンドルをきちんと切れないバイクで輪行を行う場合は、きちんと収まる輪行袋を選ぶことが大切になります。
そこだけ一点注意になります。
あとは多分慣れれば余裕ですわ。