GOODYEARの最新ハイエンドタイヤ「EAGLE F1 Supersports Tubeless」のインプレ

折角タイヤを新しくしたのでガッツリインプレしていきます!

セカンドバイクのセンプレがパンクしまくり

日頃通勤にお買い物にお出かけにと八面六臂の大活躍を見せているセンプレ君ですが、この頃パンクがバリ多い……しかもリアタイヤだけ謎にパンクしてます。

まぁ、原因はリアにつけてるコルサが限界ってことなんですけど……3年にわたってシバキ続けりゃそうなるわ……って感じです。

んでタイヤを変えることにしました。

いっそチューブレスにしてしまえ!

チューブを買い替えるのがめんどくさい……金欠だし……

シュワルベのチューブをもう何本買ったかわからないくらい買ってます。

おまけにパンクに気づかず朝を迎えて出勤直前に焦るくだりも何回やったかわかんないくらいやって飽きてます。

ということで怒髪天を衝きチューブレス化が決定しました。

幸い小生が持っているホイールは両方ともチューブレス対応です。

TOKENのハイエンドカーボンホイールventous zenith の実走インプレ

Prime black edition50(ディスクブレーキ仕様)のインプレ

選ばれたのはGOODYEARのEagle F1 super sportsでした。

なんとなく人と違うものを使ってみたかったので、国内ではあんましインプレが出回っていないやつにしました。なぜかは分かりませんがこの「super sports」仕様のインプレは少ないです、特にチューブレスはほとんどないです。

こちらは一緒に買ったマックオフのチューブレスキット、このキットも超便利だったので、別で詳しくインプレします。

開封インプレ

トレッドはセンターにラインが2本、サイドは特になし

転がり抵抗を少なくするためにセンターにラインが二本入っているだけなのが特徴です。サイドに水はけ&グリップ用のミゾはありませんが、後述します通りグリップに問題、ありません。

タイヤ裏のケーシングとビードはこんなもん

タイヤ裏の網目が結構今まで見たことない感じでしたが、これのおかげもあって気密はばっちり、写真じゃわかりませんがデュアルアングルドビードとしてビードを上げやすいように加工してあるらしいです。

正直小生もちょっと何言ってるか分かんなかったのですが、ビードの上げやすさは鬼です。

普通のロード用フロアポンプで1分かかりませんでした。

取り付け

作業に夢中になり過ぎて写真を撮り忘れたのですが、取り付けは結構いろいろとあります(ハメるのが難しいだけ)

ハメるのが難しい……ここが一番の難所です。

まずタイヤをハメるのがめちゃくちゃ大変です。

普段のロードタイヤなら片側ハメるのは楽勝で、チューブ入れてからがヤヴァいのですが、片側ハメるのからしてもう難しいです。

ビードを傷つけないようにしつつ、タイヤレバーが必須の硬さです。

小生はケチりましたが、お金に余裕のある読者の皆さんはタイヤペンチなどを買われるのが良いかと思います。

ビードは秒で上がるので拍子抜けするレベル

さて、タイヤをはめ、チューブレスバルブのセッティングが終わりますと、ここからはマジでチョー楽勝……という感じです。

きっと難しいんだろうなぁ……と思いつつも興奮を隠せず、石鹸水の準備は完了している状態で臨みましたが、普通にフロアポンプでビード上がっちゃいました。

キレそう……(キレてる)

よくある一気にビードが上がって「パーーーーン!」とか一切ないです。

気が付いたら普通に空気が入っていくのでビードが上がったことにすら気づきませんでした。

気密はがっちり、シン・チューブレス化も行けそう?

ビードを上げやすいだけあって気密もしっかりしていて、空気の漏れは非常に少ないです。

シン・チューブレス化も行けるのでは⁉ と思わせてくれるだけのポテンシャルがありました。

シーラントは規定の30mlくらいで十分だと思います。

小生も30ml入れたら気密が完了したので(笑)

最初全然入れてなかった(10mlくらい)ので会社帰りに空気抜けてました。

それでもまだ走れる程度ではありましたが、さすがに9時間は持たなかったみたいです。

重量は260g前後

実家に電子てんびんを置いてきてしまって、しっかりとした値が出せず心苦しいのですが、実測で251gだったコルサよりはわずかに重く感じたのでおそらく重量は260g前後でしょう、チューブレスとしてはやや軽い部類に入ります。

インプレッション

セカンドバイク装着のタイヤですが、1か月の間、それなりに通勤とお買い物以外のライドもしたのでそちらを合わせてインプレッションします。

正直かなりの高評価です。

滑走感も結構あってハイエンドらしい転がり

ここはタイヤの「あたり」がついたことで結構印象が変わった部分ですが、滑走感はかなり感じられます。

あたりが出る前は正直滑走感がイマサンで大したことねーな、って感じだったんですが、あたり出てからがかなりいいです。

加速時にはしっかりスピードが乗っているにも関わらずふわふわしていますが、一方で滑走感はしっかり、さらにハイエンドタイヤらしい転がりの軽さがあります。

センプレに荷台&小生自身もリュック、ラフな格好の三重苦でも40km/hまで加速してそのまま走れるスペックは快適以外の何物でもありません。

サーヴェロに乗り始めてから「センプレも好きだけどやっぱエントリーカーボンだからな」みたいな諦め感がありましたが、タイヤ変えてから全然違います。

小生自体の走力はそれほど上がっちゃいないので機材ドーピングです。

サーヴェロ「S5」ついに完成しました! 紹介とファーストインプレッション

ただ、路面のフィーリングなどについてはチューブレスなのもあって、ここまで使ってきた二つのハイエンドタイヤ(コルサ&GP5000)とはまた違った感覚でした。

チューブレスと合わさってトラクションが半端ない、グリップは★5つ

謎のふわふわ感があったため、ダウンヒルで腰砕けになるんちゃうか!? というこれまた謎の危機感があり、STRAVAの下りセクションでセグメントアタックを行ってみました。

初速からメイチで踏んでアドレナリン全開のダウンヒルだぜ!! とかっ飛ばしてみましたが、腰砕けになるどころか路面との接地感マシマシでチューブレスと相まってのトラクションは素晴らしいものでした。

グリップもガッチリ効くのでバイクをしっかり倒せますし、コントローラブルでいい感じです。

正直なところダウンヒルを楽しめないバイクだったセンプレですが(横剛性が低いため)このタイヤならかっ飛ばせる、という安心感が出てきています。

あたりが出てから、さらにコントローラブルになりました。

通勤時にスピードが出過ぎてあわや柵に激突する場面でクイックにハンドルをひねりましたがトラクションを失うことなく回避に成功、冷や汗をかきましたが無事で何よりです。

乗り心地は軽めのサスくらいの感じ、好感触

どうせならと軽いダート、グラベルも試してみましたが、トレッドが薄いだけで耐パンクベルトは通常装備のため特に問題はありません。

エアのボリュームも多いため、段差も大石小石もさほど気にせず走れる走破性がありました。

むしろバイクのほうが耐えられません

ガタガタとうるさくやってられない感が強い……。

イメージとしては15㎜くらいのサスペンションが付いたような感じで非常に好感触です。

さらに追記:ウェットコンディションは苦手中の苦手、ドライ向き

タイヤを変えてから2か月が経ち、梅雨が明けましたが、ここまでの梅雨時期も頑張ってじてつうしてました。

そんな中で感じたアレコレについても追記しておきます。

↑のインプレッションはドライコンディションのみのお話なので……

ハッキリ言いましょう、このタイヤはドライ専用で使ってください

ウェットならSupersportsじゃない方、トレッドにきちんとパターンの入ったものにしてください。

Supersportsはトレッドに縦線2本しか入っていないのでウェットだとトラクションがかかりません。

低速だろうが高速だろうが路面の綺麗なところやマンホールでスリップします。

小生ももう何度「頭文字D」も真っ青のドリフトを決め込んだか分かりません。

ちなみにこれと同じ感想は最強ホビーレーサーの高岡亮廣さんも述べていたため、小生がごときずぶの素人が感じただけではない、ということを申し添えております。

まとめ:まさしく「モータースポーツ屋のタイヤ」な一本

転がり抵抗はそこそこなものの、ハイグリップでゴリゴリトラクションを稼げるから安心してバイクを倒せます。

ダウンヒルでも安定感が高く、バイクのコントロールが容易です。総じて高速域での安定感が特徴のタイヤだと思います。

ハイスピードな戦場で磨かれてきたのだということがひしひしと伝わってくる感じです。

まさしくモータースポーツの血筋から生まれた一本だと言えます。

ただ、ウェットコンディションは苦手なので雨でも走るよ! って方はSuper Sportsじゃない方にしてください。

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小生は今回プロバイクキットで購入しましたが、チューブレスキット含めて15000円とお買い物上手でした。タイミングを見計らって買えば相当安く買えます。

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