この小生自身が使ってる固定ローラーのインプレを上げましたが、やっぱりパワートレーニングの出来るアイテムって欲しくなるもんですね。
パワーメーターの購入も検討しているのですが、その前にやっぱMTBが欲しいので、お財布と相談です。
そんなこんなでネットを漁っておりましたところ大人気Tacxの最新作、「Neo2T」のレヴューが上がっていたのでご紹介。
そもそも完成度の高かった「Neo Smart」の完成度をさらに上げたと思ってた「Neo2 Smart」しかし低速高負荷時(ヒルクライムとか)や高トルク(スプリントとか)の時に負荷の「抜け」が生じる不具合が発生、約半年で今回ご紹介する「Neo2T」に生まれ変わってしまった次第……
取り敢えず雑感と概要
宇宙船のような外観、コンパクトなサイズ(畳んでいるときは)そして誰かがこの最高性能のトレーナーに出費することを正当化する必要すらないほど優れた性能。
良いところ パワーメーターの正確性、ライディングフィール、コンセントがいらない
悪いところ カセットスプロケットが付属していない、持ち手が付いていない
Tacx Neo2 の第二世代であるTacx Neo2Tは前モデルにそっくりだ。
しかし、これはより静かで、よりパワフルなのである。
それだけでなく、既に我々のお気に入りである前モデルを超えたライディングフィールまであると言うのだ。
Tacx Neo2Tはトップレンジのモデルとしてそれ相応の「ハイエンドな」プライスタグを引っ提げて照らし出され、同価格帯のハイエンドスマートトレーナーとの市場競争にやって来た。エリートのドライヴォⅡ、ちょっと安いwahooのkickrとKurtのKineticR1(日本では無名)なんかと同じラインだ。
なんの疑いもなくこの新しいTacx Neo2Tの外観は現在購入可能な他のダイレクトドライブトレーナーとは違うと言えるだろう、僕が言ってるのはこの宇宙船みたいな見た目のことだ。
もし君がTacxのラインナップに詳しくなければ、取り敢えずこのモデルは同社のトップモデルだということだけ分かってもらえればいい。
Flux2 とかFluxSとかより上のグレードだ。
つまり、ラインナップの中で最も正確なスマートトレーナーだと言えるだろう。+/-1%の誤差のパワーメーターを搭載している。
Tacx Neo2Tの組み立てと大きさ
箱から本体を引っ張り出すと、あとはスーパーシンプルだ。
ただ脚を広げるだけ、これで終わり。
脚を広げると本体は高さ55㎝、幅58㎝、長さが75㎝になる。
そしてすぐに安定していると感じられる。
本体の重量は21.5㎏でこれが広げた時に重さを感じさせる。し
かし、これが広げてすぐに高い安定感を得ることが出来る理由であることは述べておくべきであろう。
そして重量の面でもライバルたちと似ている、例えばワフーのキッカーは22.5㎏、エリートのドライヴォはやや軽く19.5㎏だ。
Wahoo(ワフー)から5世代目のkickr(キッカー)スマートトレーナーが登場!
収納するために脚を畳むと、驚くほど小さくなる。
高さは44㎝、幅は26㎝、長さは62㎝だ。
しかし、持ち運びのためのハンドルが付いていない。
これが他のハンドルのついたトレーナー(先述のドライヴォ、キッカー)よりも移動を難しくしている。
Tacx Neo2Tのハブ規格と残念ポイント
他の同価格帯のトレーナーとは違って、このトレーナーにはカセットスプロケットが付いていない。
つまり、的確なサイズのものを買って付けなければならない、ということであり、またお金がかかる。
本体のフリーハブはシマノ、スラム、カンパニョーロすべてのカセットに対応しており、8速から12速まで幅広く対応している。
ハブの規格に関してはスタンダードな135㎜または130㎜のクイックリリース、そして142㎜、ないしは148㎜のスルーアクスルにも対応している。これは135×10㎜のクイックリリースにも対応しているが、別途これ用にアダプターが必要だ。
Tacx Neo2Tのセッティング
一度コードを挿せばすぐに準備が整う、これは本当にシンプルで、手順も少ない。Tacxのアプリを使えばユニットとのペアリング、ファームウェアのアップデートはすぐにできる。アプリはandroid、IOSどちらのバージョンもある。
Tacx Neo2TはANT+FE-CとBluetooth、並びにFTMSに対応している。
だから大体どのようなスマホないしはタブレット、あとはデスクトップパソコンを使っていても問題ないだろう。
加えて言うならば、現在主流のトレーニングアプリに関しては接続の問題はない。Zwiftもトレーナーロード(日本ではマイナー)もすぐに、そして簡単に接続できた。
他のスマートトレーナーとは異なり、Neo2はヴァーチャルフライホイールを採用している。
ベルトなどを介さず、直接カセットスプロケットからモーターユニットに接続し、駆動しており、抵抗が生み出される。だから電源なしでも使えるのである。下り勾配の再現(サイクリングアプリでダウンヒルに入ると加速しているような感覚がある)以外は全て電源なしで行えるようになっている。
Tacx Neo2Tのライドインプレ
セッティングが済んで、初めてバイクの上でビンディングペダルをクリップインすると、トレーナー本体はものすごく安定しているように感じられる。
ライドフィールも極めて優れていると言っていい。
ただこのトレーナーが他のトレーナーに比べて良いと感じられるだけでなく、Neo2Tは様々な路面の状態まで再現できるのだ(普通の舗装路、石畳、グラベル、ダート)Tacxのサイクリングフィルム(著名な峠やルートの映像が流れるヤツ)ないしはZwiftを使っているとき、これは本当にこのトレーナー独特の体験になるだろう、勿論いい意味で。
この路面の再現の大半はヴァーチャルフライホイールとモーター、並びに抵抗を電子制御していることから来ている。
そしてこれは僕をガッカリさせることはなく、本当に実走感を増してくれる、そして確実に君のつま先を捉え、選んだサイクリングアプリでのトレーニングを飽きさせることは無いだろう、
抵抗についていえば、Neo2Tは最大で2200wまでカバーしている、つまり、どんなにスプリントしてもなんの問題も起きない、ということだ。
期待している通り、Neo2TはTacxのラインナップの中で最も高い抵抗値を誇る、もうちょっとお求めやすいFlux2とFluxSだってそれぞれ2000wと1500wという素晴らしい値なのに。
パワー計測についていうと、僕の使っているパワーメーターのベンチマーク、ガーミンのベクターと比べても2%程度の違いしかなかった。
それからケイデンスについても内蔵のセンサーのおかげで正しい値が出ている。
Tacx Neo2Tの総評:ハイエンドスマートトレーナーの決定版
新しいTacxNeo2Tを好きにならないほうが難しい、確かにマーケットの中では値段の面でハイエンドだと言えるだろう、しかし、どのレベルの人が買っても満足できる性能がある。
セッティングも簡単だし、非常に安定したライドのためのプラットフォームを提供してくれる。
収納のために折り畳むことも出来るし、各種センサーは正確で静粛性も高い(僕はiPhoneのアプリでデシベルを測ったがなんと61㏈しかなかった、これは普通の会話か、ちょっと声が大きめの会話と同レベルだ)これは驚くべきことで、正直に言うとチェーンと変速の音の方がうるさかった。
何がこのTacxNeo2Tをマーケットの中で傑出させているかと言ったら、やはりヴァーチャルフライホイールだろう、これが他に類をみないライドフィールを生み出し、トレーニングをより楽しく、これまでにないほどリアルにしてくれる。
加えて、電源なしで使える、ということは素晴らしい、レースやTTの会場でのウォーミングアップにも向いている(少々持ち運びには重いことに目をつぶればだが)さらに高いレベルを目指せるだろう。これらすべてがこの新しいスマートトレーナーを際立ったものにしてくれている。