どうも、せんちゃんです。今回はまた、あのブランドがかましてくれたのでそのご紹介です。
今、輪界のトレンドは「グラベル」だ!!
近年のロードバイク界隈のトレンドは従来のゴリゴリレース志向から「楽しむ」方向にシフトしつつあり、ネオ・ランドナーと化したグラベルロードが欧州市場を席捲しているわけであります。
日本にもその流れは波及しつつあり、昨年グラインデューロが日本で初開催され、SDA王滝にはグラベルバイク部門が新設と着実にその流れが来ているわけであります。
そんな中で生まれた変態グラベルバイク(誉め言葉)がコチラ!
キャノンデールTopstone Carbon Lefty君です(迫真)
いやーまたやってくれました。流石はキャノンデールです。いつも時代の二歩先を行くメーカーなだけあります。
90年代はmtb、ロードとアルミフレーム全盛の一時代を築き、カーボン化が遅れたと思ったら市場最軽量バイクをぶち込んでくる、今度エアロ化が遅れれば世界最速バイクを投入、流石です。
そしてグラベルバイクにも禁じ手の「フルサス」で攻めてきました……。いや、リアサスだけ、フロントサスだけ、ならわかるんですけどこれじゃもうMTBじゃないか……
変態バイクの系譜
以前からあったのが変態バイク一号、まさかのフロントサス付き「SLATE」君、そしてコイツをディスコンにして生まれた変態バイク二号、革新的リアサス搭載の「Topstone」君
そして今年誕生したのが「フルサス」の変態バイクの完成形「Topstone Carbon Lefty」君、これもう分かんねぇな……
とりあえずコイツの見どころ
- トップストーンがフロントサス付きに進化!
- LeftyOliverフォークがグラベルに参戦!
- キングピンのリアサスも継続!
- なんと650bホイール!
LeftyOliverフォーク
変態バイク一号「SLATE」譲りのフォークがコイツ、元々シングルクラウン(サスペンションの軸が片側だけのヤツ)のLeftyフォークは同社のクロスカントリーMTBの軽量化に使われていたわけですが、SLATEではそれを倒立化(通常のサスペンションと向きが逆)しました。それをさらにカスタムしたのがコレ、先代に比べて60%のリバウンド向上を実現しました。ロックアウトも簡単になって舗装路も快適。
キングピン(リアサス)
これは変態バイク二号「Topstone」譲り、詳しい仕組みはよくわからないが、ピンとベアリングが機能して30㎜分のリアサス機能を果たす。
ちなみにドロッパーシートポストにも対応、もうやりたい放題である。
フルサスでグラベルライドが変わる?
いままでグラベルロードには魔改造しない限りフロント、ないしはリアにしかサスは存在しませんでした。
参考:魔改造でフルサスに出来るバイクの一例
それをこんな風に完成車からフルサス、という姿勢でカチコミをかけてきたキャノンデール。最早これドロップハンドルのフルサスMTBじゃないですかやだー、って感じに仕上げてきてますが、これは結構一大事かも。
これならちょっとバイクコントロールが上手い人なら(小生は無理です)林道と言わずトレイルに突撃出来ます。画像はイメージですが、もっと深い茂み、もっとガれた林道、どっちもいけちゃいます。
こんな圧倒的な走破性能を持ってすればツーリングに留まらず、グラベルレースに一波乱ありそうな気がしませんか?
普通にホビーに使っても楽しいし、結構新時代の幕開け感ありません?