以前から噂されていたシマノのミドルグレードコンポーネント「105」のDi2化ですが、この度、米国に提出された技術的な資料からこの登場が確定しました。
https://road.cc/content/tech-news/shimano-105-di2-breaks-cover-293665
米国連邦通信委員会に提出された105Di2の資料
シマノ105Di2の登場は以前から噂されていましたが、このたびデュアルコントロールシフターとリアディレイラーの両方のユーザーマニュアルを見ることができました。
また、デュアルコントロールレバーの内側には、ST-R7170と（かすかに）記されている写真もあります。
シマノのコンポーネントラインアップは今後どうなる？
Di2専用のシマノ・アルテグラR8100と機械式専用のシマノ105R7000では、現在、技術的にも価格的にも大きな隔たりがあります。
2月に、我々はこう予測していました。
“おそらく105のための最も明白なアップデートは、電動化でしょう、そしてそれで12速にジャンプアップします – 基本的に長い間シマノは、ちょうどデュラエースとアルテグラのグループセットに加えられた更新を反映しつつ、ハイエンドと比較して少し重い機械式の105グループセットを用意してきました。”
次世代105が12速になるかどうかははっきり言えませんでしたが、電子式であることは間違いありません。
デュラエースやアルテグラDi2のように、2.4GHzのデジタルワイヤレスです。
新型デュラエースR9200系の海外インプレ～シフトの速さもそうだが、ブレーキが非常に高評価～（9/2追記）
各シフターにはCR1632コイン電池が2つ使用されますが、上位のグループセットではシフター1つにつき1つの電池が使用されます。
欧米のサイクリングコミュニティの皆さんのコメント
おっと、今度はシマノが、我々が好むと好まざるとに関わらず、我々をDi2に押し込もうとしている！？ リアディレイラーに225ドル、ブレーキレバーに298ドルも払いたくないし、万が一事故でどちらか一方、あるいは両方を破損した場合、バッテリーの充電もしたくない。バッテリーが充電できなくなったからといって、5年おきくらいに85ドルも使うのは嫌だし、15年後くらいに古くなったからと言って、全部新しいシステムを買わなければならないのも嫌だし、技術的な問題が起きたときに自転車をショップに持っていくのも嫌だよ。 私は家で自分のものを安く直したいのです。
だから私は機械式が好きで、いつも機械式を使うでしょう。
もし機械式式の105以上の品質を新品で見つけられないなら、私はEbayから必要なものを手に入れるだけです。
↑に返信
105の機械式が引退するとは誰も言っていないし、ラベルを気にせず、余分なギアがなくても生きていけるなら、Tiagraは105と同じくらい良いものだと思う。
誰も何かに「強制」されているわけではなく、どの製品、どのレベルの製品が自分に一番合っているかを、他のものと同じように選択すればいいだけだ。
シマノが機械式のグループセットをすべて撤収するならば、それはまた別の問題だが、そうはならないだろう。
Di2なんてもってのほか。ポリマーケーブルを使った機械式105は、特にフロントでは、どのEtap/AXSよりも良いシフトをすることができる。
↑に返信
APEX AXSをお願いします。
SRAMがRivalを電子化したことで、シマノは「電子シフト入門」的な客に対応せねばならなくなったが、それは朝飯前だったに違いない。あなたはRival AXSがアルテグラDi2よりも千ドルかそこら安くカスタムできることを見ると、電動化を望んだだろうし、すでにDi2エコシステムに “いなかった人々は、「ノー」と言う準備をしていたに違いありません。シマノは、105 Di2を導入することで、Ultegra Di2の売り上げを下げたくなかったかもしれませんが、SRAMがRivalを導入すれば、それは間違いなく当然のことでしょう。競争弁護士としては、競争が消費者のために働いているのを見るのは嬉しいことです。
電子シフトを拒否する者として、私は混乱し憂慮しています。バッテリー駆動のグループセットのコストは、従来のシステムに比べて過剰に高いように思います。
小型の電気モーターは、本当に製造コストが高いのだろうか？今年のシマノのメインバッテリーは、すぐに後方互換性のない、ちょっと変わった形のものに交換されるでしょうから、ユーザーはバッテリーが足りないためにグループセット全体を交換することになるかもしれませんね。
コイン電池は本当にリサイクルされるのでしょうか？それでも、私は無理に買うことはないでしょう……。
機械式グループセットキットの備蓄を始めましょう。電子シフトには、価格（3台分）と、充電を忘れてしまいがちなこと（Garminの充電を忘れても、携帯がStravaの代わりをしてくれる）以外は、特に異論はないのですが。しかし、生涯ディスクブレーキを使わない人間として、電子シフトの採用はディスクブレーキの採用も意味すると思うのですが、いかがでしょうか？もし、複数のバイクを電子シフトとディスクに切り替えなければならないなら、費用の問題を多少悪化させますね😬。
↑に返信
大手3社の電子グループセットは、まだリムブレーキで利用可能です、しかし、いつまでかは誰にも分かりませんが。
心配しないでください、いくつかの規格は糞のように落とされましたが、一般的な部品は長い間入手可能です。
しかし、そうだなあ、出費は気になるところだ。
僕だけかもしれませんが、このワイヤレスよりも、今持っている有線のUltegra Di2の方がずっといいと思っています。
両方のシフターに個別の（そしてあまり環境にやさしくない）コイン電池を心配する代わりに、一つの充電池ですべてが動くという便利さは、私にとってはるかに好ましいと思われます。
ワイヤレスの利点は、髪を切れば済むようなワイヤーの軽量化以上にあるのでしょうか（理論上の目的で、切るべき髪が残っているとして）？
↑に返信
私の理解では、旧型のDI2は使い勝手が悪いのでは？例えば、充電のために自転車全体を移動させる必要がある、接続のために追加で購入する必要がある、などでしょうか？SRAMのアプリはファームウェアの更新などには適しているようですし、定期的に充電するために小さなバッテリーを取り外すのはとても簡単です。私のMTBにワイヤレスを取り付けるのは簡単でした。ロードバイクのブリスターは、油圧ディスクを使用している場合、あまりプラスにはなりませんが。もちろん主観的な意見ですが、ワイヤレスバイクは見た目もすっきりしていると思います（ブレーキがすでに内部配線されている場合）。あなたと同じDI2セットアップをした仲間がいて、シフトチェンジがとても気に入っているようです。次のバイクは電子シフトにしたいんですが、どのブランドを選ぶか迷っています。カセットを変えずに（つまり同じスピードで）機械式と電子式ギヤの間でホイールを交換できるのが決め手になりそうです。
↑に返信
私のDi2(2014)はダウンチューブに外部バッテリーが付いていて、充電器に入れるにはクリップを外すだけです。
私のバイクでは、Di2のワイヤーはすべて内部で配線されています（正直、修理したことはないのですが、フレームに通すのはかなり大変なことだと思います）。
私はただの古い反応主義者で、ワイヤレスは素晴らしいものだと思いますが、ユーザーではない立場からすると、何か余計な心配事や、大きなメリットもないのに失敗することがもう一つあるように見えるだけなのです。
ワイヤレスと有線について、私も同じことを考えていました。
私はCampag EPS 12スピードとShimano Ultegra 11スピードDI2を持っています。
ハンドルバーのドロップアウトにあるポートから両方を充電するのは大したことではありません。
接続性という点では、もっと広い問題があると思います。
ペダルのExaktパワーメーター、Garmin、充電式のknog（USB）フロントライトとリアライトも充電しなければなりません。
完全に接続されたシステムで、1つのポートからすべてのものを充電できたら最高です。
どちらのバイクもソフトウェアを変更するためにワイヤレス接続が可能です。
しかし、コンピュータに接続する方が簡単だとも思います。
シマノはブルートゥース接続に失敗して壊したことがあります。
もちろん、E-bikeの人たちは、毎日自転車を接続しなければならないので、ほとんど「接続」されています
↑に返信
僕は君の考えが好きだよ、もし完全に統合された充電システムが出来たら夢のようだね。
冬には、Di2のことを考える前に、6つのライト、GoPro、Garminを充電することができるんだからね（ヒーター付きグローブのバッテリーは言うまでもないよ…….）一つのプラグを刺してその場ですべてを完了させることは、貴重でしょう。
幸いなことに、Di2の充電器をJunction Aに差し込み、USBパワーバンクを充電器に差し込めば、ボブはあなたのおじさんです。最寄りのコンセントまでバイクを運ぶ必要はないのです。
私のバイクはすべて壁のコンセントの近くに置いてあるので、充電は比較的簡単です。充電器をソケットに差し込み、もう一方の端をハンドルバー接合部（またはRD）に差し込んで充電するだけです。3～4カ月に一度くらいです。
無線信号は妨害電波の影響を受けないのですか？そんなことはないでしょう。ある抗議団体がTdFのファイナルスプリントを一瞬だけ帯域を溢れさせて停止させるのにどれくらいかかるでしょうか？
↑に返信
正直なところ、僕にはわからないが、同じようなことを考えたことがある。もし、このようなワイヤレス電子ブレーキシステムが市場に出たとしても、メーカーが特許を取得することに熱心なため、私は絶対に近づかないだろう。
SRAMの信号がエンコードされていることは知っています。
誰かが、無線周波数の送信機でその地域を覆うことによって変速をブロックすることはできると思いますが、変速を促すことはできないでしょう。
携帯電話に信号を妨害する力があるのか、非常に疑問です。
他人のメカを起動させないようにするために、何らかのプロテクションが組み込まれているのだと思いますが、送信機の信号を完全に遮断することは可能かもしれませんね。
もっと面白いのは、登り坂で速く走ったときに、全員が大きなギアで上り坂を走ることだ。
最初のSRAM Redが発表されたとき、私たちはワイヤレス変速の妨害と破壊の脆弱性をカバーしました。要するに、使用する周波数帯に電波を流して妨害すればいいのです。しかし、それではギアチェンジをする人がいなくなるだけで、実際にペダルを踏む人がいなくなるわけではないので、「TdFのファイナルスプリントを停止させる」ことにはならない。また、2.4GHz帯は多くの機器やプロトコルが使用するため、ANT+やBluetoothなど、自分の機器を含むすべての機器を排除することになります。さらに、数百メートル先まで十分に接近して、十分に強力な送信機を使えるかどうかという問題もあります。ツール・フィニッシュのシャンゼリゼ通りの警備はかなり厳しく、その理由は明白です。しかし、それが不可能だというわけではありません。SRAMのワイヤレス変速機は8年前から使われていますが、もし簡単に中断できるのであれば、そうしていると思います。
妨害信号がライバルチームのマシンの中にあって、違いがわかるほど近くにいて、登りの重要な部分（勾配の変化があるところ）でだけスイッチを入れ、そのチームのライダーが機械式に乗っていたら……どうでしょう？わかりやすすぎますか？
私の場合はSRAM Redで、ワイヤレスにしたところです。
ワイヤレスが誇張されすぎていて、誰もデメリットについて語らないことに同意せざるを得ません。
ワイヤレスにすると、各コンポーネントに独自のファームウェアが必要になり、メーカーがアップデートすると、4セットのファームウェア（2 x シフター + RD + FD）を個別に更新する必要があります。
チェーンを動かすだけでも、本当は大変なことなのです。
訳者まとめ：機械式＆リムブレーキの火は絶やさないでほしいところ
というわけでようやく105が電動化するわけですが、電動化の代わりに機械式がなくなったら飛んでもない痛手ですな、気軽にバラ完とかできなくなってしまいますから。
もう機械式＆リムブレーキ派の人はカンパ使うしかねぇ！ って時代が来ないように祈ってます。
