現在ジロ・デ・イタリアが白熱しておりますが、そんな中、謎のロードバイクが目撃されてしまったそうです。
たまたまネットサーフィンしていたら見つけました。
↓イタリアのサイトです。
ジロ休息日にチームイネオスを訪問したピナレロ社長のバイク
ジロの休息日にチームイネオスを訪ねてきたピナレロ社社長ファウスト・ピナレロ氏のバイクが問題のバイクである。
ぱっと見は現在のピナレロのハイエンドモデル「ドグマF12」にしか見えない。
↓ドグマF12の詳細はこちらから
ピナレロの新たなる教理──DOGMA F12の発表と令和のはじまり──
しかし、〇で囲ったボトルケージの部分とシートチューブ接合部に注目してほしい。この辺を注視してしてみると、このバイクが次の「教理(DOGMA)」になる可能性が極めて高いことが伺える。
恐らく現時点ではプロトタイプであろう。
より近くからの比較
最も明確に違いが表れていると言えるのはシートチューブ接合部だ。
現在のF12がモノステーを採用しているのに対して、写真のバイクはフィン形状を伴うダブルステーだ。
これはピナレロのタイムトライアルバイク「BOLIDE」でも見られた。
そしてもう一点、なかなか気づきにくいかもしれないが、ダウンチューブのボトルケージ下部の形状も注目に値する。
現在のドグマではこの部分がくびれており、シートチューブ側のボトルケージの位置を下げる役に立っているのだが、写真のドグマではここがそれほどくびれていない。
これによってダウンチューブの断面が太くなり、BBの集合部の剛性が高まるとみられる。
イネオスもついにディスクブレーキに……?
もう一つ言えるのは、これがディスクブレーキのバイクであるということだ。
勿論F12にだってディスクブレーキモデルは存在する、しかしF12が発表された2019年はまさに「ディスクエアロロード元年」ともいうべき年であり、各社から軽量でエアロなロードバイクが多数発表された年である。
そんな折にプロユースのリムブレーキモデルの「おまけ」のように出てきたディスクブレーキモデル(専用設計なのでおまけなわけがありません)は最早市場で行き場を失っていた可能性もある。
気になるのは最後のリムブレーキチームであったイネオスまで(もう一組のユンボは今年からディスク)ディスクブレーキに移行してしまうのかということだ。
今後の動向に注視したい……。
以下6/4追記 ピナレロ公式インスタグラムに登場
よく見るとリムブレーキなのがみそで、さらにF12のままのロゴが気になりますが、リチャル・カラパスが乗っているバイクは新型とみられます。
ディスクブレーキオンリーではなさそうなのはリムブレーキ派にとっても朗報ですね。
よく見るとフォークが前後に少し長くなってます。これも改善点の一つですね。
(6/24)さらに追記 発表は6/24の模様
さらにツイッターではこんな匂わせ動画まで……
イネオスからはこんな動画も……明らかに軽量でエアロなオールラウンダーを意識している感じがビンビンに伝わってきます。