BMC URSについて
BMC URSってなんぞ?って人のために、ちょっと紹介を。
名前はラテン語のUrsus、またはUnRiStricted(無制限)の略に由来しています。
2019年夏にリリースされたカーボンのURSは、BMCがグラベルに初めて参入したものです。
しかし、BMCは長年シクロクロス、MTBの生産をしているため、ノウハウがあります(東京五輪でトム・ピドコックが駆ったのもBMCのバイク)
URSカーボンは、クラシックでクールなBMCらしいデザイン(いろんなブランドに真似されている「アレ」です)は勿論のこと。
「マイクロトラベルテクノロジー」(MTT)を採用しており、ピボットなしでリア10mmのサスペンションを備えています。
このMTTは、BMCのグラベルプラスジオメトリ、フェンダーマウント、内部ダイナモルーティングと組み合わせて、グラベルのオン/オフを両立させるためのバイクをセットアップします。
カーボンモデルのURSについて、詳しくはこちらから
BMCから新しいグラベルロードURSが2020年モデルで登場!またもやサス付き!!
カーボンとほぼ同じレベルでの作りこみ
URSのアルミバージョンは、価格を除いて(笑)
カーボンフレームとほぼ同じ属性を誇っています。
完成車は、URS01フレームセットよりも1300ドル安く入手できます(URS ALTHREEの場合は2099ドル、URS01フレームセットの場合は3399ドル)。
アルミフレームはカーボンフレームと同じベルとMTTを備えているわけではありませんが、ジオメトリ、マウント、フォークは同じです。
このプレミアムなアルミフレームには、最新のグラベルバイクのすべてが付属しています。
ディスクブレーキは当たり前、内部ケーブルルーティングにPF86ボトムブラケット
マウントはトップチューブアクセサリーマウント、シートチューブにもパックマウント、フォークマウントも両側面に備えており、ステルスフェンダー/ラックマウントとこれだけあります。
ブレーキはフラットマウントで、ディスクローター径はすべてのモデルでフロントが180mm、リアが160mmです。
スルーアクスルはフロント12x100mmとリア12x142mmと標準的な規格です。
後でアップグレード用のホイールを探す場合も、ホイールを簡単に見つけることができます。
フルフェンダー付きの場合でも45mmタイヤ用のスペースがあり、タイヤクリアランスは非常に良好です。
URSカーボンと同じように、アルミフレームもダウンチューブ、フォーク、フォークドロップアウトにフレームガードを採用しています。
誰もが知っているように、緩いグラベルのダウンヒルでダウンチューブに小石がはねた時の「ピン」という音はヒヤヒヤします(小生もMTBでよくあります)。
URS ONEとは異なり、URSALフレームは1X専用ではありません。
URS ALには、2つの1Xモデル(URS AL ONEおよびURS AL TWO)と1つのGRX 400シリーズを採用した2Xモデル(URS AL THREE)があります。
グラベルプラスジオメトリー
BMC URSは、「Gravel +」と呼ばれるジオメトリの概念を使用して、砂利道を越えたアグレッシブなライディングのコントロール性と応答性を向上させます。
シングルトラックを考えてみてください。
ジオメトリは、BMCマウンテンバイクのジオメトリの進化と同様に、短いステムとたるんだヘッドチューブ角度を備えた長いトップチューブとホイールベースを使用しています。
インプレはこうご期待
BMCのエンジニアは、グラベル、シングルトラック、テクニカルな路面で優れたパフォーマンスを発揮するバイクの作成に注力しました。
まだURSALには乗っていませんが、カーボンフレームは期待を上回っていました。
ラインナップについて
URS ALには3つの異なる構成があり
トップモデルのURS AL ONEにはSRAM APEX1とDTSwiss C1850スプラインホイールセットが装備されています。
URS AL TWOは、Shimano GRX 600 1Xでのセットアップ
URS THREEにはGRX400 2Xがセットアップされています。
すべてのモデルには、グラベルロードなら定番のWTB Riddler 45mmチューブレスタイヤが付属しています。
BMC URS AL ONE:2599ドル
BMC URS AL TWO:2299ドル
BMC URS AL THREE:$2099ドル
いつ手に入るのか
BMC USAサイトの外観から、URS ALはオンラインで購入できませんが、一部のディーラーから入手できる可能性があります。
できるだけ早く欲しい場合は、最寄りのBMCディーラーに電話することをお勧めします。
*日本では絶対にまだなのでやめてね
まとめ:アルミモデルも「本気」の作りこみ
カーボンモデルのようなリアサスこそないものの、ほぼ同じスペックで仕上げてきてます。
単なる「廉価版」にしなかったのが高評価です。
グラベルムーヴメントにまた一波乱、といった感じで、一つベンチマーク的な一台になりそうな気がしますね。
これで競合他社もアルミモデルの作りこみをきちんとしてこないといけなくなる、というわけです。