TREKの新型DOMANE(ドマーネ)がパリルーベ女子レースにて発見!MADONE疑惑が浮上するほどエアロ!(追記アリ)

TREKの新型DOMANEと思しきバイクが本日開催のパリルーベ女子レースで発見されたそうなので急いで訳しました。

(追記)トレックファクトリーレーシングチームのエリーザ・ロンゴボルギーニがこのバイクを駆っていきなり優勝してしまいました。

鮮烈なデビューウィンというわけです。さらに言えば3位にもトレックチームのルシンダ・ブラントが入っているので、表彰台に2人も送りこんだことになります。

https://www.cyclingnews.com/news/brand-new-trek-domane-breaks-cover-at-paris-roubaix-femmes/

https://cyclingtips.com/2022/04/new-trek-domane-rsl-finishes-first-and-third-at-paris-roubaix-femmes/

https://road.cc/content/tech-news/new-trek-domane-breaks-cover-paris-roubaix-291995

パリルーベで発見された新型DOMANEと思しきバイク

Image credit: Peter Stuart

パリ・ルーベ・ファムで、シングルチェーンリングとチューブレスタイヤを装着した未発表のトレック・ドマーネが目撃された。

トレック・ドマーネは、昨年10月のパリ~ルーベ・ファムでリジー・ダイグナンが使用し、1xセットアップとチューブレスタイヤで多くの人に衝撃を与えた。

今年のレースにおいて、チューブレスタイヤはすでに一般的なものとなっていますが、トレックはまったく新しいバイクを発表することで、業界を驚かせることを計画しています。

新型トレック・ドマーネは、そもそもファビアン・カンチェラーラと共同で石畳のために開発されたバイクの第4世代です。

TREKの2020年モデル新型DOMANE(ドマーネ)の海外インプレ

Mk.IV

新しいバイクは、前世代のバイクの先進的な技術の多くを排除しているようで、フロントのIsoSpeedサスペンションシステム、リアのIsoSpeedの調整機能もぱっと見は無くなったように見え、バイクのシートマストもより一般的なシートポストに変更された。

Image credit: Peter Stuart

フロントエンドは同社のマドンを彷彿とさせる、深いヘッドチューブ部から膨らんだダウンチューブにつながる形状で、空力性能と快適性の両立をより重視したバイクであることを示唆しています。

一方でトップチューブは綺麗なアワーグラス(砂時計)形状をしており、快適性を維持しつつ、ヘッドチューブの剛性を上げようとしているのが見て取れます。

リアのISOSPEED

D型のシートポストが採用され、こちらにはきちんとISOSPEEDの文字があります。

特徴的だったスライダーこそありませんが、同じ位置に意味深な六角ボルトは残っていることから、何らかの調整機構はそのまま残っているものと考えられます。

Image credit: Peter Stuart
フレームは、最新世代のトレックマドンSLRと同様に800シリーズOCLVカーボンファイバー製で、ボトルケージマウントの下のストレージユニットは取り外されたモデルもあるようです。

しかし、他の同じバイクにはストレージがあるもの、トップチューブに所謂「ベントーボックス」を装備したものも存在しているため、2バージョンあるものと想定されています。

このバイクにはプロジェクト・ワンのマークがあり、このバイクがトレックのカスタムビルドプログラムの一部として提供されることが示唆されています。
このバイクを見てみるとエアロダイナミクスの追求とカーボン素材の選択から、Domaneの新型であると同時にMadoneの後継モデルとして開発されたものであることも想定される。
これは、他のブランドがエアロ専用バイクを廃止し、オールラウンドレーサーに移行したのと同様である。
Cyclingnewsが見たルシンダ・ブランドのバイクは、昨年のリジー・ダイグナンのセットアップと同様に、1x Sram Red AXSグループセットで構成されていた。
ブリップサテライトシフターは、石畳でのシフティングを向上させるためにハンドルバー上に配置された。
Image credit: Peter Stuart
このバイクはチューブレスタイヤを使用しており、ピレリPゼロレースチューブレスタイヤと、ボントレガーAeolus RSL 37Vチューブレスホイールを装着していた。

主な変更点&訳者まとめ:進む「エアロオールラウンダー化」

2020年モデル
Image credit: Peter Stuart
  1. 色々とエアロに
  2. ケーブルルーティングがフォークの後ろから前に変更に
  3. フロントのISOSPEED廃止、リアの調整機構もなしに
  4. シートマストも廃止

写真を比較して分かる範囲でまとめると大体こんな感じです。

先代を初めて見たときの「TREKはここまでやるのか……」感はありません。

全体的にチュービングがエアロになり、MADONEだかDOMANEだかEMONDAだか区別がつきにくくなってます。

いずれ一台に統合されそうな気さえしてきます、それはそれで面白くはありますが面白味は少し減ってしまうのでそうはならないでほしい気もする……

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